こんにちは。
BPM-Navigator代表 BPMコンサルタントの大川原です。
第三回目は何故、BPMが世の中で、少なくとも日本で常識とならないか、という話をします。
そもそも、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)って何ということを詳しく知りたい方は、以下の記事でその目的や課題などを詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
大きく3つの理由があると思います。
一つは、国家・企業自体が、縦割りで、業務プロセスの範囲を区切ってしまって、責任者を割り当てていること。つまり、隣は何をする人ぞ、隣のことに口を出したら、越権行為になってしまうという構造が挙げられると思います。問題の根源を探し出すどころか、プロセス連鎖を追う活動すらできなくなっているのです。
二番目は教育です。半分冗談のようで、本気でもありますが、「風が吹けば桶屋が儲かる。」といった意味を教えなくなっているようですね。桶屋が儲からなくなったら、どうすればよいか?ネズミをたくさん放すというのは、対処療法です。すぐに猫に食われてしまい、折角の投資が無駄になってしまいます。では、猫を減らせばよいか?それでは、動物愛護に反します。答えは、風を吹かせばよいのです。これは、「バタフライ効果」と言われ、「こじつけ」のように、解釈されることもありますが、現実に、イエローストーン国立公園の危機を数匹の狼を放すことで、蘇った現実世界で起こり得ることです。もちろん、この通り実践しなさいと言っているわけではありません。尾瀬日光国立公園でも狼を放せばよいかは、別です。問題解決のプロセスを理解して、自分・企業・国の文化にあてはめて考えなければいけません。
三番目はBPMを道具と捉えてしまう勘違いが挙げられます。「BPMは、古い概念だ。」と言われることが時々あります。BPMは、自ら幸せになるための人生の教本です。人が悩みを解決し、幸せな生活を送るために必要な普遍的なアプローチであると私は、思っています。幸い、共感を頂ける企業様もあり、そんな皆様にBPMの効果を実感いただいています。
残念ながら、継続的にやらないといけません。なぜなら自分だけでなく、時代と共に、周りの環境が変わるからです。身近なところで、飲食業にあてはめてみましょう。以前は、先輩が後輩を誘って、飲みに連れていく光景をよく目にしました。景気も良かったので、得意先には、接待費も使えました。そんな中、リピータも増えるというお店にとって、良い連鎖が成り立っていました。しかし、今は、部下を誘うのにも、気を使います。セクハラ、パワハラと言われることもあります。接待費も制限されます。残念ながら、プロセス連鎖が途切れてしまいました。こうなるとリピータをどう確保するのか、どうやって飽きられない商いをするのか、新しい根本療法が必要になるわけです。
最後まで、お付き合い(お読み)いただき、ありがとうございます。できるだけ、解り易く、説明したつもりですが、まだまだ、難しかったかな? でも、難しく考えず、自然体で、捉えていただき、もし、共感を頂けるなら、一緒に活動の輪を広げませんか!? 手前味噌ですが、ノウハウは、全て公開させていただきます。BPMで日本を元気にしましょう! 世界と繋がりましょう!!
BPM-Navigatorへのリンクはこちら。
仕事を「見える化」し、業務改善を提案するプラットフォーム「Ranabase(ラーナベース)」ならBPMを無料ですぐにはじめられます。
Rankingランキング
New arrival新着
Keywordキーワード