少しライトな内容になりますが、今回はBPMプロジェクトのヒントになる「情報を整理する」「伝える」という事について書きます。
読んでみてください。(このブログでも、小説でも。)
読んでいただいた後に、
と思っていただくことがこの記事の目標です。
そもそも、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)って何ということを詳しく知りたい方は、以下の記事でその目的や課題などを詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
小説がアニメ・映画化もされたため、ピンと来た方もいらっしゃると思います。
触れたことがない方向けに3行説明です。
文章を編集することを~を編(あ)むといいます。
この小説は、「大渡海(だいとかい)」という辞書を編むことに
人生と情熱をかけた人々の物語です。完成までに10年以上かかっています。
この記事へたどり着いた方なら知っているだろうと思うのですが、所説あり論争も起きそうなので、ここでは宇宙世紀の
認識能力の拡大により人並み外れた直感力と洞察力を身につけ言葉にしなくともわかる(Wikipediaより)
人々のことと定義しておきます。
BPMを推進中もしくはこれから企画をしていくという方であれば、情報をまとめることの大切さ、大変さはご存知と思います。
企業の大切な情報(組織、データ、プロセス等)を整理し、誰でも活用できる状態にし、改善していくこと。=「BPM」
それに対して、掲載する言葉同士の整合性を考え、多くの人が活用できるよう、時代の変遷とともに改変を重ねていく作業。=「辞書作り」
BPMに通ずるものがあります。
また、BPMプロジェクトを進めていく際にコンベンションマニュアルという、モデルを書くためのルール集を作ります。
誰が書いても同質のモデルになるために必要なものです。
辞書編集でも同じように、書き方マニュアルを作ります。
辞書は項目によって専門家・学者に原稿を依頼することが多いため、質と文体を統一するために不可欠なものです。
小説の「西行」という項目を推敲していく場面では辞書の文体の標準化のプロセスを興味深く解き明かしてくれています。
「情報を整理する」「標準化する」「伝える」ことについて考えさせられる話です。
「舟を編む」の主人公 馬締(まじめ)さんの趣味は電車のホームのエスカレーターに、人々が順序良く並んでいくのを見守ることでした。
無秩序から秩序になっていく様を見るのが落ち着くのだそうです。
情報を整理し、共通項をまとめ、自分以外の誰かに伝える形で残すことにあくなき情熱をかけることができる人。
キャスバル兄さんのようなニュータイプもかっこいいですが、艦員やミライさんに大切なことはきちんと言葉にして伝えてくれるブライト艦長が私は好きです。
この記事の初めに
こういう方に読んで欲しいと書きましたが、いかがでしたでしょうか。
少しでも次の一歩へのお役に立てたのでしたら嬉しいです。
伝えることを放棄しないように。
ニュータイプ(笑)と、揶揄の意味で言われないように。
きちんと言葉を使って情報を伝えていかなければと思います。
ニュータイプじゃないから、BPM。
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