【2024年 秋】郵便料金値上げによるコストの増加を回避するには?
突然ですが、皆さんはシステムへの変更に伴う本番移行作業が起因となるトラブルなどは経験されたことはあるでしょうか?
今回は、『システムを運用する上でビジネスインパクトの大きい本番環境への移行作業をいかに安全に行うか』をテーマに書いていきます。
いかに安全に移行作業を行うかを考える上で、ITILでは移行作業を司るプロセスとしてリリース管理および展開管理プロセスが設けられています。(※以降はリリース管理と表記します。)
以下、簡単な流れです。
リリース管理について、お客様と会話させていただくと、全般統制活動の一環として、すでにマニュアルやツールを活用してプロセスの標準化を取り組んではいるが、人手が介入する場面の多い工程のため、人的ミスのリスクや熟練者への依存、担当者による作業品質のばらつきなど、様々な面で不安視されているお客様が多いように感じます。
そんなリスクの大きい移行作業をシステムで自動化する仕組みが『リリース自動化ツール』になります。
リリース自動化ツールは一旦システムに移行作業に関する設定さえしておけば、後は設定に従ってツールが移行作業を実行し証跡も残してくれる、といった画期的な仕組みです。
これまで、同じ作業の繰り返しだった億劫な移行作業や熟練者頼みの失敗リスクの大きい移行作業を人手を介さず、より安全に実施できるわけですね。
ユニリタでもソリューションとして提供させて頂いておりますが、「Chef」や「Puppet」といったオープンソースツールも有名です。
リリース自動化ツールの領域は奥の深い領域でまだまだ私も勉強中の身ではありますが、私なりに感じる自動リリースのメリットや使用する上での課題を簡単にまとめてみました。
当社も含めまだまだ課題が多い分野であるかなと思いますが、より安全でより安定したサービスが当たり前に提供・利用できるように、私自身も少しずつ製品を成長させていければと考えております。
最後となりますが!
システム化するだけで全てがよくなるのではなく、やはり重要な業務は人が手を添えてシステムを上手く活用することが、より安全でより安定した移行作業が行なえるのかなと思います。
リリース管理については、変更管理ツールや構成管理ツール等と連携/連動などなど色々と取り上げる話題は多くありますので、またの機会に書かせていただければと思います。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました!
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