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帳票構築ノウハウ!帳票レガシーマイグレーションにまつわるお話~その壱:紙送り制御文字~

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私の記事では数回に分けて、メインフレーム帳票のレガシーマイグレーションに関する話題を書きたいと思います。第1弾は『紙送り制御文字』についてです。

 

先日、久々に紙送り制御文字(※以下PCC)付きShift-JIS帳票を見る機会がありました。改行コード(X'0A')も改頁コード(X'0C')もなく、PCCのX'F1'が、キャラクタの1(X'31')に変換されて表示されている帳票でした。

 

この帳票をどうやってWindowsサーバー上でページの制御を行うのか?

 

改頁コードがなければ、ページの区切りが判らないし、ページの特定箇所のキーワードで仕分け・分割を行うこともできません。

 

これまでの私の経験では、帳票データをShift-JISに変換する際のPCCは、ANSI制御コードの場合はX'F1'を、マシン制御コードの場合はX'89'を改頁コード(X'0C')にしてWindowsサーバー上でページ認識ができるように変換する必要がありました。さらにANSI制御コードの場合は、変換した改頁コードの先頭をブランク(X'40')に変換しなければ、空ページが出力されてしまいます。

 

メインフレーム帳票のレガシーマイグレーションの話をする時はよく聞いた話ですが、最近この話をしてもわからない方も増えてきましたね。現在のメインフレーム担当と言われる方に通じないこともあります。

 

次回引き続き、帳票のレガシーマイグレーションについて書きたいと思います。

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