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導入事例 / JX金属株式会社様

全社のシステム標準化でReport & Form Warehouseを採用

掛川工場新設時や販売物流システム再構築でも活用拡大

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JX金属様ロゴ

日本を代表する総合エネルギー・資源・素材企業グループ「JXグループ」において、銅を中心とする資源や素材の開発・採掘から加工、販売までを一貫して行っているJX金属株式会社様(以下、JX金属)では、ユニリタの情報活用レポート基盤「Report & Form Warehouse」を導入しています。掛川工場におけるERPと連携した帳票出力システムや、金属という特殊な商材を扱う同社ならではの販売物流システムの再構築でも活用されている「Report & Form Warehouse」の選定ポイントや、実際の活用法についてうかがいました。

新設された工場のERPの機能不足補完のために 「Report & Form Warehouse」を連携

JX金属株式会社
情報システム部
主席技師
山野井 隆 氏

「JX金属という企業は、銅を中心とした資源に関する事業を展開しています。上流にあたるのが資源開発であり、中流としては南米チリから銅の鉱石を輸入し国内で製錬したり、その過程で金や銀などの有価金属を回収するといった工程も行っています。さらに下流としては、スマホやタブレットなどの電子部品材料の製造・販売を行ったり、使用済み家電製品、電子機器、また工場などから排出される金属スクラップから銅・貴金属などの有価金属を回収する環境リサイクルまで幅広くかかわっています。」

JX金属の事業概要をこう説明するのは、同社の情報システム部 主席技師である山野井 隆氏です。同社のITシステムの選定・導入・運用に携わるのが山野井氏のミッションであることから、今回の「Report & Form Warehouse」の導入事例についてお話をうかがうことになりました。

同社における「Report & Form Warehouse」活用の第1弾は、車載用・IT用などの各種電子部品向け精密部材のプレス/メッキ加工/成形/組立のために2013年4月に操業を開始した静岡県の掛川工場においてでした。

それまで、茨城県の磯原にプレス工場、日立にメッキ工場が稼働していましたが、一貫生産を1拠点で行うために新設されたのが掛川工場です。掛川工場では、複雑化する業務に対応するための新しい生産管理システムを構築しましたが、その際のポイントとなった点は、ERPパッケージと「Report & Form Warehouse」を連携させることにより、ERPパッケージで機能的に不足していた部分を補い、カスタマイズすることなく要件を満たすことで設計期間の短縮と大幅な開発工数の削減を実現したことでした。

さらに「Report & Form Warehouse」の特徴でもある豊富なテンプレートやインポート機能、優れたGUIによる開発環境などにより、非常に高い生産性を実現し、ユーザニーズを迅速に反映することができるシステムを構築しました。

将来を見据えて全社標準の帳票システムとして 「Report & Form Warehouse」を選定

実は、掛川工場の新システム構築段階では、既にJX金属における帳票システムは「Report & Form Warehouse」が全社標準に選定済みだったといいます。

「これまでJX金属では帳票システムに限らず、各種ツールや情報システムにおいて各部門や組織ごとにそれぞれ異なったものを利用しているという非常に非効率な状態が続いていました。

そこで業務効率の向上やコスト削減などを目指した「ITグランドデザイン」とよばれる全社プロジェクトを実施し、システムの統合・標準化を進めてきました。

その一環として、帳票システムパッケージは「Report & Form Warehouse」が既に選定されていました。「Report & Form Warehouse」はそれまで社内で広く使われていた他ベンダの製品に比して、優れたユーザインタフェースや豊富なテンプレートなどにより帳票作成が容易で高い生産性を有しています。また、全社標準に採用するということは、今後も利用するシステムやユーザが増加していくということです。「Report & Form Warehouse」はサーバ単位の課金のためユーザ数によるコスト変動がなく、安心して活用の幅を広げていくことができます。」

山野井氏は、「Report & Form Warehouse」を同社標準システムとして選定した経緯をこう振り返ります。

業界独特の取引ゆえ、 スクラッチ開発した販売物流システム

JX金属における「Report & Form Warehouse」を活用したシステムの第2弾となったのが、2014年に稼働を開始した金属販売物流システムでした。「掛川工場のケースはパッケージとの連携でしたが、こちらはスクラッチ開発だったので時間がかかった」と山野井氏は述懐します。

さまざまな業務のIT標準化を進める同社で“スクラッチ開発”を新規で行うというのも意外ですが、山野井氏の次の説明には納得させられます。

「改修前のシステムは、ERPパッケージをカスタマイズしたものでしたが、金属資源を扱うこの業界にマッチしたものではありませんでした。冒頭で弊社の事業内容で上流に位置するものから下流に位置するものまでを説明しましたが、下流にあたる電材加工部品の製造・販売ならば、一般的なERPで問題はありません。しかし、中流の部分に属する銅の地金は業界独特の商慣習があるのです。一般の業種ならば既に単価が決まっているものを受注し、出荷するのが普通ですが、銅の地金は、金属取引所の銅価格の月間平均などをベースに計算するため、単価がその場では決まらないことが一般的です。

こうなると、パッケージ製品では対応できず、以前のシステムではERPパッケージを大幅なカスタマイズを加えることで対応しました。そのため、決して使い勝手の良いシステムとは言えず、画面応答速度も非常に遅いものでした。

今回、こうした業界特有の商慣習に合わせたシステムをスクラッチ開発により再構築したことで、UIの最適化とパフォーマンス向上を実現し、ユーザからも高い評価を得ています。」(山野井氏)

複雑な要件の開発だっただけに、開発から運用開始まで1年以上かかる大きなプロジェクトとなりましたが、ユニリタのエンジニアによる献身的なサポートもあり大きな障害もなく遂行することができました。

今後の展開 BI機能の活用

前述のとおり、JX金属における帳票ツールは、「Report & Form Warehouse」が標準となっているため、今後開発あるいは改修されるシステムには、「Report & Form Warehouse」が連携されるケースが中心となります。「Report & Form Warehouse」を選定した理由の1つであった、独自の検索画面を用いたシステムも、そう遠くない段階で稼働される予定です。

「Report & Form Warehouse」に簡易BI機能が搭載されていますが、まだこの機能を活用できていません。今後は営業支援システムや会計システムなど、社内業務システムとデータ連携を行い、売上情報などの分析業務を行っていきたいと考えています。

「Report & Form Warehouse」の手軽さを活かし、ユーザが、ある程度自由に情報を取得できるような、簡易的なBIツールとしての活用を検討しています。

会社概要

名称:JX金属株式会社
事業内容: 総合エネルギー・資源・素材企業グループである「JXグループ」の中核を担う非鉄金属企業。銅を中心とした上流の「資源開発」から、中流の「金属製錬」および下流の「電材加工」「環境リサイクル」までの一貫した事業を展開。
ホームページ : http://www.nmm.jx-group.co.jp/外部ウィンドウを開く

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