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導入事例 / 川澄化学工業株式会社様

リーンスタートアップの考え方でLMIS on cloudをスピード導入

~医療品製造に関わる構成情報を管理するシステム台帳基盤を構築~

プラスチックの成形加工技術を日本で最初に確立した先駆者として知られる川澄化学工業株式会社(以下、川澄化学)は、「からだの血液をきれいにする会社」をスローガンに、人工腎臓や人工心肺、カテーテルや採血・輸血・輸液システムなどの医療機器・医薬品の開発を通じて、世界の人々の大切なからだと血液を安全に守っています。

同社は、散在していた様々な情報の一元管理や、内部統制や医療特有の法令であるCSV(コンピュータ化システムバリデーション)に準拠するため、BSPのITサービスマネジメントのクラウドサービス「LMIS on cloud(エルミス・オン・クラウド)」を採用し、あらゆる医薬品の製造にかかわるシステム企画から廃棄までの構成情報やサイクルを管理するシステム台帳の基盤構築を実現しました。

今回、採用に至るまでの背景や決め手になった理由などについて、川澄化学のシステム部 システム企画課 課長 緑川 毅氏にお話を伺いました。

川澄化学のシステム部についてお聞かせください。

川澄化学工業株式会社
システム部 システム企画課
課長 緑川 毅氏

当社システム部システム企画課は社内全般のあらゆるITの問い合わせ窓口として、一般社員・役員を問わず、IT機器の使用方法から導入などの相談を受けており、これに対するすみやかな回答や手順書の作成、システムの設計、時にはITを用いた業務の見直しなどを行っています。

仕事の質に対する考え

システム部門の課題についてお聞かせください。

2006年よりIT刷新プロジェクトが実施され、急激にサービスの量が増加したため、運用が追い付かなくなるのではという課題が発生しました。課題への対応として、4つの活動を実施しました。

(1)外部ベンダーとの協力体制見直し
(2)現業務部門への業務移管
(3)システム部門の業務改善
(4)部内の組織体制の見直し

これらの活動により、業務はある程度改善され、システム部門のレベルも上がりましたが、経営からは会社全体の業務プロセスを見直す部門への変革が求められました。同時に内部統制やCSV(コンピュータ化システムバリデーション)が施行となり、様々なITに対するルールの厳格化が急務となりました。対応しなければならない業務は大幅に増加しましたが、人員は補充されない状況の中、私たちは仕事の質を根本的に変えていかなければならないと考え始めました。

ITILの活用を検討

これらの課題を解決するため、各管理ツールを一元化してナレッジを集約・蓄積するとともに、対応状況を関係者へ見える化する必要があると考え、新たなITサービスマネジメントツールの導入を検討しました。

仕事の質を変えるためにどのような活動をされたかお聞かせください。

私たちは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティスと言われているITILを活用することで、システム部門の仕事の質を変えられないかと考えました。ITILの全てを実施することは時間・工数的に難しいため、まずはITILの中から自社業務に当てはめやすい問題管理と構成管理を限定的に適用することにしました。

次に、システム部門でITILを体系的な共通の認識として浸透させるため、ITILファンデーション資格を取得させることにしました。この資格取得の相談をきっかけに、BSPグループとのお付き合いが始まりました。後々のことを考えて、ツールから人材育成までがサービスとして網羅されているベンダーは魅力的でしたね。ITILの部内浸透がある程度高まったところで、次にツールの選定が始まりました。

「LMIS on cloud」との出会いから導入まで

今回、BSPの「LMIS on cloud」を採用いただいた理由についてお聞かせください。

1つ目は先ほどお話しした通り、ITILに関するツールから人材育成までを、BSPグループがサービスとして網羅的に提供している点。2つ目として、当社はサーバを可能な限り外に出して資産を持たないという方針と、自社にオンプレミス版のサーバを設置した場合、大規模障害時に重要な情報(構成情報)を確認できなくなるリスクを回避するため、クラウド版が必須の条件だったことによります。検討の結果、この2つの条件にマッチした「LMIS on cloud」を採用することが決まりました。

その他採用のポイント
●テンプレートの活用
「LMIS on cloud」はITIL準拠の管理項目、ワークフロー、レポートを標準搭載しているため、基本的には標準の項目を利用することができる

●厳密な要件定義が不要
柔軟にカスタマイズが可能な仕組みとなっており、またエクスポート・インポート機能も使い勝手が良いため、厳密な要件定義なしでのリーンスタートアップが可能

リーンスタートアップの考え方でスピード導入を実現

スピード導入の考え方についてお聞かせください。

今回は100%のゴールを決めておらず、ITILを活用するというテーマから入って随時作りこんでいく方針でした。リーンスタートアップを特に意識した訳ではありませんが、元々当社は全てのシステム導入において同様の進め方をしており、6~7割の絵が描けたら進める方針です。「LMIS on cloud」も同様にITILを雛形にスパイラルアップで進めていくやり方をとっています。デモや試使用を見て、複雑な要件定義なしでそのまま利用できそうに感じていたということもありますが、設計段階で見込んでいたものは多かれ少なかれ途中で変わるということを何度も経験していたからでしょう。今回も、既存の構成情報(OSのスペックなど)を収集するのに非常に工数がかかりました。実際に使用しているPCをチェックしてServicePackのバージョンを確認したりもしました。システム部門全メンバーでデータをクレンジングしつつ実運用に入りました。通常は事前に準備してからだと思いますが、あえて同時並行で進めました。良くも悪くもはじめから100%を求めない、結果は途中からついてくると考えています。また、「LMIS on cloud」であれば、様々な変更に柔軟に対応できると信じていたからですね。結果的に、評価から本稼働までをわずか4ヶ月で実現することができました。

「LMIS on cloud」による効果

「LMIS on cloud」導入による効果についてお聞かせください。

CSV施行により、システムの企画から廃棄までのライフサイクル見直しとシステム台帳の整備が必須となり、監査のたびに台帳を集めて精査するのは非常に工数がかかるため、システマチックに運用する必要がありました。「LMIS on cloud」の導入により、システムの構成管理や障害情報の管理を実現できました。また、CSVの管理方法がITILに似ており、「LMIS on cloud」のテンプレートをほぼそのまま使用することができました。

また導入前は、各種あるファイルサーバのどこに何のデータがあるかが分からず格納場所やデータの種類も多岐にわたるため、それぞれのデータのありかを知っているのは担当者だけになってしまい、どのデータが最新かも分からない状況でしたが、導入後は分散していた社内IT資産情報の正確性・一覧性が格段に上がり、情報収集を効率化させることができました。その他にも、システム部員の意識向上や、他部署に対するシステム部門の業務可視化も実現することができました。

今後の課題・取り組み

「LMIS on cloud」に関する今後の課題や取り組みについてお聞かせください。

「LMIS on cloud」を使う以前よりは情報の管理が充実していますが、担当者によってレベルにばらつきがあるため、データの鮮度を維持・統一するためにしばらくは管理者からの指導が必要と感じています。この点ではBSPからのアドバイスを継続していただきたいですね。

「LMIS on cloud」には、ビューやレポートのカスタマイズをはじめさまざまな機能がパッケージングされていますが、まだまだ使い切れていません。現段階では、問題管理と構成管理しか適用していないので当然ですが、今後は利用者の要望を取り込みながら、パッケージ機能のフル活用が必要です。そのために「LMIS on cloud」自体のメンテナンス方法なども教授していただき、使い勝手を向上できればと考えています。

会社概要

名称 : 川澄化学工業株式会社
創業 : 1954(昭和29)年12月1日
設立 : 1957(昭和32)年6月26日
従業員数 : 連結3,154名、単体966名
事業内容 : 医療機器・医薬品の開発・製造・販売
ホームページ : http://www.kawasumi.jp/外部ウィンドウを開く

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