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エンタープライズ企業の基幹システムにZabbixは使える?

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唐突ですが、「Zabbix」って知ってますか?

ユニリタでは、2012年から「Zabbix」を自社サービスに組み込んだ形態で提供を開始し、Zabbix社と認定パートナー契約を締結しました。その当時を振り返ると、ほとんどのエンタープライズ企業が、「Zabbixの存在は知っている」程度の認知だったことを思い出します。しかし、当時から、スタートアップ企業やWebサービスのインフラ管理などではデファクトスタンダードで「Zabbix」が利用されていました。

2012年当時の状況から比べると、エンタープライズ企業の情報システム部門へ期待される役割も随分と変わってきました。今回は、エンタープライズ企業における「Zabbix」利用の成熟度を確認していきます。エンタープライズ企業の情報システム部門が支える基幹システムのサーバ監視に「Zabbix」は使えるのでしょうか?

エンタープライズ企業の情報システム部門において、基幹システムの安定した維持管理は必要不可欠です。この維持管理を実現するのがサーバ監視ツールの役割であり、インスタンスの死活監視、メモリやディスクの性能監視を実現しています。サーバ監視ツールの利用は1990年代中頃から利用が一般化し、2000年代のWebシステム化などの機会で一気に利用が増加しました。この当時から、エンタープライズ企業はメーカー系の高額な製品を利用するケースが多く、且つ、監視対象は右肩上がりに増加しているため、サーバ監視ツールに対するコストは今でも大きな課題の1つです。

長年のツール利用で膨れ上がった保守料の固定費を削減したいニーズは古くから存在しています。アプリケーションへ与える影響も少ないことから、過去にツールを変更してコスト削減してきた事例も数多く存在しています。OSSでライセンス費が発生しないことによる課題解決の効果が高く、且つ、安定した維持管理の運用事例も多数出てきたことからエンタープライズ企業のZabbix利用に対する関心が過去最高張に高まっています。

 

本ブログをお読みのお客様では、どのような成熟度状況でしょうか?

  • 成熟度0:Zabbixに関心はあるが、ツール利用の工数が取れていない
  • 成熟度1:Zabbixの採用を検討しており、机上の調査を開始している
  • 成熟度2:Zabbixを利用して効果が出ている。ただし、利用バージョンが古く最新への切り替えが課題
  • 成熟度3:Zabbixの利用が標準化。有償のサポートサービスも利用し最新バージョンにも対応済み

ユニリタでは今までに、「大手企業の基幹システム監視」、「金融系サービス監視」など多数のクリティカルなシステムに対してサーバ監視の構築とヘルプデスクサービスを提供してきました。「Zabbix」は何と言ってもOSSツールでライセンス費用が一切発生しないことが、お客様にとって大きな魅力です。ただし、OSSツールに対する不安、つまり、困った時の窓口や障害への不安が存在していたのも事実です。ユニリタ提供のヘルプデスクサービスや構築実績、多数のエンタープライズ企業によるZabbix採用事例にて、これら不安が払拭されてきています。結果として、成熟度0や1のお客様による取組みも増加してきました。

システム刷新、クラウド利用、既存ツールの保守更新などサーバ監視ツールの変更タイミングはさまざまな場面で発生してきます。是非、最新版のZabbixを検討してみては如何でしょうか?ユニリタでは、「Zabbix」利用の効果を早期に発揮しながら、安定運用を実現していくための各種サービスを用意しています。ジョブ管理の「A-AUTO」とサーバ監視の「Zabbix」を統合監視画面にてモニタリングを統合することもできます。

エンタープライズ企業の基幹システムでも「Zabbix」利用が出来る準備と多くの実績が十分に整いました。お気軽にご相談ください。

 
 
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