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ユニリタが農業をはじめました ~ユニリタが創る農業の未来~

新ビジネスコラム

ユニリタが農業をはじめました ~ユニリタが創る農業の未来~

日本の農業課題を解決する大きな転換期を迎える中、私たちユニリタが、新しいIT技術を使った「スマート農業」の開発をスタートしました。ユニリタは、データ活用とシステム運用の自動化技術に加え、路線バス支援事業で培った位置情報や、AI、IoT、ビッグデータ活用のノウハウを保有しています。また、農業に高い専門性を持つ銀座農園株式会社と技術提携を行うなど、農業ビジネスに積極的に参画しています。私たちは、これまでの農業プレイヤーとは違う、“ユニーク”な発想と“利他”の精神で、「Create the Future for Agriculture」をスローガンに、日本の農業の未来を創ります。

日本の農業における課題

日本の農業における最大の課題は就農人口の減少です。ここ30年で就農人口は、500万人から200万人に減少しており、衰退化しているといってよいでしょう。
大きな原因は、就農者の高齢化と経営農家の後継者不足による離農や、若年層の新就農者不足にあるといわれています。

日本の農業の実態は、多くが家族経営で効率的な経営管理ができておらず、危険をともなう作業もあり、休みも少なく長時間労働です。このような過酷な労働条件にもかかわらず収入は低く、若者を引き付ける魅力に欠ける環境にあります。

減り続ける日本の就農人口

減り続ける日本の就農人口

農作業の現状

農作物作りは、気まぐれな天候を相手にした重労働できつく厳しいビジネスです。人が環境を制御することは容易ではなく、安定して高品質の農作物を作り続けることはまさに匠の域にあります。

勘と経験

農家には長年書き溜められた手書きの農作業日誌があります。その日誌のデータはうまく活用されておらず、農作業は「勘と経験」によって徒弟制度的に行われていることは珍しくありません。家族経営が多いこともあり、マニュアルも整備されていません。また、なぜその作業を行うのか?の質問には、「昔からやっているから…」との答えが返って来ることも珍しくありません。勘と経験の農業から、データに基づく新しい戦略的農業に変わる必要があります。

労働集約型で重労働

農作業には、草刈りや農薬散布、肥料散布があり、常に機械を動かす人手が発生します。草刈り機による事故や、農薬被ばくも大きな問題になっています。収穫作業は多くの人手が必要で、長時間にわたる作業は高齢者の足腰の負担を大きくしています。このような厳しい労働環境を改善するために、収穫用ロボットや自律走行の農作業機械の導入などにより、安全で負担の少ない農作業環境作りが必要です。

ユニリタが創る農業の未来

IoTとAIは農業の未来を大きく変える農業革命の要です。さまざまなセンサーやカメラ、通信機器が安く小さくなり、莫大な農業データを集め、分析し、活用することが容易になりました。

ロボット開発においては、自律走行を実現するさまざまなセンサーやオープンソースソフトウェアが存在し、私たちのようなソフトウェアメーカーでも低価格の農業ロボットを製造することが可能になりました。

センサーによるデータ収集と活用

例えば、私たちが提携している梨農家の収穫量は、農家ごとに大きな差があります。味や品質、肥料、農薬、水の量、作業量、病気の発生率も明らかに差があります。しかし、各農家はデータの価値に気が付いておらず、データを収集し改善に役立てることができていません。

私たちが開発した農業データ収集機器と、クラウド上にあるユニリタデータ分析プラットフォームは、AIによる分析サービスを提供します。これまでの勘と経験の農業は戦略的農業に大きく変わります。今後、農作物監視カメラ、IoT手袋、3Dバーチャル畑などが続々と開発されることで、収集可能なデータの種類が増え、戦略的な対策も増えていきます。

また、収集したデータは農機具メーカー、肥料メーカー、農薬メーカー、さまざまなサプライヤーの商品開発に重要です。食品 ーや外食、スーパーも安心・安全な農作物を探しており、これらのデータを必要としています。金融機関は効率化経営する優良な農家を支援したいと考えています。経験の浅い新就農者も、ベテランの農業指導員もこれらのデータを活用したいと思うでしょう。農業のデータは無限の可能性を秘めています。

ロボットによる自動化

トラクターやコンバイン機の自動走行機が大手農機メーカーから販売されはじめましたが驚くほど高額です。ドローンによる農薬散布も実現していますが、価格や規制など、課題は山積みです。課題を解決するためには、価格破壊の新しいプレーヤーが必要です。

私たちは、既存の草刈り機や、農薬散布機、運搬機を低価格で自律走行させるソフトウェアとハードウェアを開発します。また、果樹収穫のロボットの開発にも着手します。人手のかかる作業を自動化することで、農作業の省力化・少人数化を実現します。

経済産業省のプロジェクト参画について

私たちと銀座農園株式会社は、経済産業省の推進する「福島イノベーション・コースト構想」の一環であるプロジェクトに参画しています。福島イノベーション・コースト構想とは、福島県浜通りにおいて、失われた産業基盤を再構築し、新たな町造りを進めるための構想(上図を参照)です。

高齢農家が多い福島県を支援するために、AIによる果樹農業データプラットフォームを構築し、リモートセンシングによる車両系農業ロボット(ドローン・クローラー)およびマニピュレータ系農業ロボットの実用化開発を行うことで、少人数でも大規模経営が実現できる果樹の農業ロボットソリューションを開発します。

銀座農園様ロゴ

銀座農園株式会社は、農業者の販売利益を最大化する流通プラットフォーム「マルシェ」を展開しながら、農業者が持つ農業技術をICTで可視化して、農地の調整から資金調達、栽培、流通、販売までの一連のプロセスをパッケージ化した農業システムを全国の企業などに販売しています。

農業の未来に向けて

農業は、今後の改革次第では自動車産業以上のGDP4%を稼ぎ出す、驚くほど大きな成長の可能性を秘めています。畑をドローンが監視し、ロボットが野菜を収穫し、朝になったら農作物の発送が完了している・・・、そんな風景を想像してみてください。ITを活用した「スマート農業」は、地方を元気にし、若者に人気の仕事になっているでしょう。

それはもう少し先の話だとしても、私たちがお手伝いをした農家の野菜や果物が、皆さんの食卓に並ぶのは、そう遠い話ではありません。
ユニリタが創る農業の未来に、ぜひご期待ください。

担当者紹介

西川 真弥

オープンインキュベーションセンター
農業SaaSグループリーダ

西川 真弥

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ユニリタの農業に関する情報はこちら

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