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導入事例

電通国際情報サービスのSAPクラウドサービス「Business ACXEL for SAP(R) ERP」に、ユニリタのジョブ管理ツールA-AUTOが採用|株式会社電通国際情報サービス様

電通国際情報サービスのSAPクラウドサービス「Business ACXEL for SAP(R) ERP」に、ユニリタのジョブ管理ツールA-AUTOが採用|株式会社電通国際情報サービス様

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区港南 以下、ISID)は、1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティングなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っています。2010年からは本格的にクラウドサービス事業に参入し、様々な業種・分野における業務システムのクラウド提供に積極的に取り組んでいます。

同社では2010年4月にSAPクラウドサービス「BusinessACXEL for SAP ERP」(以下BusinessACXEL)の提供を開始し、そのサービスのジョブ監視ツールとしてA-AUTOが採用されました。同サービスの立上げの背景や、採用にいたった経緯について、ビジネスソリューション事業部 ビジネスコンサルティング部 プロジェクトマネージャーの島 隆氏、同事業部 ソリューションコンサルティング4部 シニアコンサルタントの折原 賢氏にお話を伺いました。

導入製品・サービス

A-AUTO(オープン)

導入メリット

  • クラウドサービスに対応した仕組み、価格体系を提供
  • 基幹業務システムの豊富な実績による安心のサポート
  • SAPやIA系サーバーを含む環境で統合的に管理・監視でき運用の標準化が可能

基幹業務システムのクラウドサービス「BusinessACXEL」

株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス
ビジネスソリューション事業部
ビジネスコンサルティング部
ソリューション企画ユニット
プロジェクトマネージャー 島 隆氏

昨今では、クラウドコンピューティング技術の加速にともない、基幹業務をクラウドで運用する事例が出てきましたが、一方で、基幹業務を外部サービスに出すことへの抵抗も多く、基幹業務のクラウド化は先進企業が着手し始めた段階と言えます。

また、国内クラウドサービス市場ユーザー動向調査(IDC Japan、2010年6月調べ)によると、企業の基幹業務システムをクラウド・コンピューティングで実現することへの不安要素は、『セキュリティへの不安』が一番の要因として挙げられており、『処理性能の心配』や『障害対策に対する不安』などが続きます。

ISIDでは、導入費用と運用費用を抑えた基幹業務運用を実現するため、大手企業で導入実績が豊富なSAP社のERPツールを、ISIDのソリューションと組み合わせてプライベート・クラウド環境におき、月額利用形態でご利用いただくサービス「Business ACXEL」を開始しました。

「自社の業務オペレーションを支える基盤、そして企業の生命線である基幹業務システムに対して、安全性や他システム連携などの柔軟性を損なうことなく、クラウド本来の拡張性や利便性を加えるため、BusinessACXELでは、特にセキュリティと内部統制に力を入れました」(島氏)。

「セキュリティ」「信頼性」を担保するSAS70

「BusinessACXELの提供開始にあたって、顧客のクラウドに対する不安を払拭すること、サービス品質を向上すること、顧客の内部統制負荷を軽減することを念頭に、SAS70という監査基準の取得を目指すことにしました」(折原氏)。

※SAS70

米国公認会計士協会が発行する監査基準書(Statement on Auditing Standards)第70号(Service Organizations)のことで、日本における監査基準委員会報告書第18号「委託業務に係る統制リスクの評価」と同様なもの。18号が日本国内のものであるのに対し、SAS70は世界中で活用されている。

「基幹業務システムをクラウド上で提供するにあたっては、お客様に安心してご利用いただくサービスとして、セキュリティの担保はもちろんのこと、内部統制上も問題なく設計・運用されている必要があります。SAS70報告書をお客様にご提示することで、お客様側での内部統制評価の負荷低減に繋がるとともに、厳しい基準をクリアしたサービスであるとご理解いただけると思います。その結果、基幹業務システムをクラウドサービスに預ける上でのハードルも下がる、と期待しています」(島氏)。

クラウドサービスおよびSAS70対応における課題

SAS70対応を検討していく中で問題として挙がったのが、ジョブ監視ツールの検知機能でした。 「一度実行されたジョブが、なんらかの原因により正常終了でも異常終了でもない「終了しない状態」に陥った場合、それを検知するための仕組みが求められます。そこで、ジョブ監視ツールが必要になりました。ツールを探していた中で、BusinessACXELのサービス開発上で取引のあった株式会社日本ビジネス開発より、ユニリタのA-AUTOを紹介してもらいました。A-AUTOは、単なるジョブの終了検知機能だけでなく、基幹業務システムの運用を支援するためのきめ細やかな機能も備えていました。営業の方から、基幹業務を運用する立場で設計されたと聞いていただけのことはありました」(折原氏)。

図:クラウドサービスおよびSAS70対応における課題

A-AUTOのメリットとご採用理由

株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス
ビジネスソリューション事業部
ソリューションコンサルティング4部
シニアコンサルタント
折原 賢氏

A-AUTOを単なるジョブ終了検知のツール以上のものとして、ご採用いただけた理由としては、大きく分けて以下の3つの点がありました。

1.SAPやIA系サーバーを含む環境で目的を達成できるツール

「まず、SAPをクラウド化するにあたり、SAP上のジョブも他のジョブと同じように監視できる統合監視ツールである必要があります。また、BusinessACXELはプライベート・クラウドで構築するため、お客様のオンプレミス環境との連携についても考えなくてはなりません。A-AUTOは、SAP上のジョブであっても、オンプレミス環境のジョブであっても、運用する際に特に意識をせず、同じオペレーションで統合的に管理・監視できて、運用を標準化できるというのは、大きなメリットになりました」(折原氏)。

2.クラウドサービスに対応した仕組み、価格体系

「価格競争が激しいクラウドサービスに対応するには、あまり高額なツールでは組み込むことができません。いくつかのジョブ管理ツールを比較検討する上で、実際に、BusinessACXELの顧客が5社、5年継続利用した場合のトータルコストを試算しました。結果、A-AUTOは他社ツールの3分の1のコストで、初期のライセンス費用および5年間の保守費をまかなうことができました。

BusinessACXELのサービスを提供するに当たり、お客様の環境ごとに本番環境と開発・テスト環境を整備する必要があります。A-AUTOのライセンス価格体系では、開発・テスト環境を本番環境の4分の1の費用で購入できるため、非常に助かりました。また、ライセンス費用は筐体上のOS数ではなくコア数で決まるため、仮想化環境ではさらに費用を抑えることができました」(折原氏)。

3.基幹業務システムの豊富な実績

「また、A-AUTOがメインフレームの時代から基幹業務運用を支えるツールとして販売されてきた、という実績をとても心強く感じました。基幹業務運用の担当者にとって使い勝手のよい仕組みや機能を整備してきた33年の歴史と、800社のお客様に使われているという実績は、なかなか真似できるものではないと思います。」(島氏)。

ISIDの今後の取り組み

同社では、今後、内部統制の整備状況の検証と自社内でのテスト運用を実施し、SAS70 TypeⅠ(内部統制の整備状況の監査)の取得を目指しています。さらに本番運用を開始した後に外部監査を受け、SAS70 TypeⅡ(内部統制の整備状況および運用状況の監査)の取得へとつなげる予定です。

A-AUTOは、今後も、新しい基幹業務の運用のあり方を考え、クラウド環境でのシステム運用をサポートしていきます。

株式会社電通国際情報サービス

  • 事業内容 : コンサルティング・サービス、ソフトウェア・プロダクト販売/サポートシステム・インテグレーション・サービス、アウトソーシング・サービス
  • 設立 : 1975年12月11日
  • ホームページ : http://www.isid.co.jp
株式会社電通国際情報サービス

関連製品・サービス

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A-AUTOのジョブ管理機能は、異なるプラットフォームで稼働するシステムのバッチジョブを統合的に管理し、自動実行制御を実現します。

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