2023年3月期第3四半期 決算レポート
株主の皆さまには、平素よりご支援を賜り誠にありがとうございます。
ここに2023年3月期第3四半期 決算レポートをお届けいたします。
カレンダーは新しい年へと変わりましたが、世界情勢、社会生活など、
私たちを取り巻く環境は未だ落ち着きを見せておりません。
このような環境下、当社グループは、ITの力で社会に貢献するべく、
事業を推進してまいります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。


第3四半期業績ハイライト
売上高
82.6億円
(前年同期比 9.7% 増)
営業利益
5.3億円
(前年同期比 38.5% 増)
経常利益
7.1億円
(前年同期比 44.9% 増)
四半期純利益
4.5億円
(前年同期比 45.7% 増)
第3四半期業績ポイント
-
売上面
「前年同期比9.7%の増収。プロダクトサービス、クラウドサービス、プロフェッショナルサービスの3セグメントともに
企業のDX推進への取り組みや旺盛な投資意欲を背景に計画通りに推移」
・プロダクトサービスでは、自動化・帳票プロダクト事業において、DX推進に伴うシステム更改やマイグレーションニーズを
捉えたプロアクティブな提案活動が奏功し、受注が増加しました。・クラウドサービスでは、お客様の情報システム部門を支援するIT活用クラウド事業において、サービスデスクの品質向上、
コロナ禍において定着してきたリモートワークを支える基盤である当社の主力サービス群が堅調に推移しました。・プロフェッショナルサービスのコンサルティング事業では、DX領域への投資が本格化する中、データを可視化し共有するための
データマネジメントやサービス品質向上のためのサービスマネジメントの重要性の高まりを受け、当社グループ企業の持つ
ノウハウと実績が評価され、受注が増加しました。 -
利益面
「前年同期比38.5%の営業増益。全セグメントの増収に伴い利益増加」
・全セグメントの増収に伴う利益増加に加え内製化推進、計画外の営業外収益の計上等が寄与し、営業利益5億35百万円
(前年同四半期比38.5%増)、経常利益7億16百万円(同44.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億51百万円
(同45.7%増)となりました。
【2022年12月16日「日本経済新聞(電子版)」掲載】
【2023年1月31日「日経産業新聞」掲載】
介護送迎分野初!!介護事業者向け送迎バスシステム「送迎GO Professional版」提供開始

当社グループ会社の㈱ユニ・トランドは、同社が開発した公共交通の位置情報配信サービス(バスロケーション技術)を活用し、介護事業者向けの送迎バス通知サービス「送迎GO Professional版」を開発。そのファーストユーザーとして、北海道札幌市の介護事業者様に採用いただきました。
このサービスは、バス運転手が持つスマホやタブレットから、巡回時に簡単な操作を行うことにより、今から送迎バスが向かうという正しい情報が次の送迎バス利用者に伝わるシステムです。ユニ・トランドが全国4,000台以上のバスに導入したバスロケシステムを応用した信頼性の高いシステムがベースです。利用者は、バス到着のタイミングをより正確に測れるため、屋外等での待ち時間を少なくでき、事業者にとってはスマホを利用するため安価かつ簡単に導入・利用できるという特徴があります。
㈱ユニ・トランドは、今後も「社会の不便を解決し、街づくりや交通を適切にしていく」ことに取り組んでまいります。
「ベジパレット」、(一社)都市農福を推進する会様で採用!

一般社団法人都市農福を推進する会様は、発達障がいや難病などさまざまな理由から働きづらさを感じている人が、農業分野で活躍することで社会参画を実現していく「農福連携」を実現するべく2021年3月に設立されました。その同会において、当社の農業経営を支援するクラウドサービス「ベジパレット」が、同会の営農活動に必要な情報管理を行う基盤として導入いただきました。
「ベジパレット」は、農業経営における収支情報を圃場や農作物単位で管理し、収支比較や生育履歴などを可視化することで、農業経営の効率化を支援するものです。同会において「ベジパレット」は、「農業経営者として経験が少ないなかでも、効率的な農業経営を実践するための道しるべとして役立っている。」との評価をいただいています。
今後も当社は農業課題をITで解決する「農業×IT」の取組みを通じ、農家の皆さまから共感をいただけるサービス開発を目指してまいります。
【2022年12月5日「日本経済新聞」掲載】
高速バス運賃の最適な値付けを実現する「PRAC」、西武バス㈱様にて採用!

当社とグループ会社の㈱ユニ・トランドは、高速バス会社が苦労して作成している運賃カレンダーを効率的かつ効果的、そして平易に作成できる変動価格設定システム「PRAC(プラック)」を開発し、ファーストユーザーとして西武バス㈱様に導入いただきました。
「PRAC」には、「データ自動投入機能」「実績の見える化機能」「データ解析による価格提案機能」「効果測定機能」といった4つの主要機能があります。担当者は、これらの機能を活用することにより、現状の工数削減と事業収益性を向上させることのできる精度の高い運賃カレンダーの作成を実現することができます。「高速バスの運賃カレンダーをもっと短い周期で作成していきたい」、「商品やサービスの需要に応じての価格変動をシステム任せではなく自分たちで行い分析ノウハウを蓄積したい」、「高速バスの収益確保をしっかり管理していきたい」と考えている高速バス運行会社にオススメのシステムです。