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Case

導入事例

住宅業界のシェアリングサービスを支える情報共有基盤に「CommuRing」を採用|ワールドハウジングクラブ株式会社様

住宅業界のシェアリングサービスを支える情報共有基盤に「CommuRing」を採用|ワールドハウジングクラブ株式会社様

パートナーとの情報共有円滑化の基盤となる「CommuRing」

高性能企画住宅のシェアリングサービス「HiL(ハイル)」を展開しているワールドハウジングクラブ株式会社では、工務店や地域の代理店など加盟企業に対する情報提供の基盤インフラとして、ユニリタの「CommuRing(コミュリング)」を採用、ツールの運用コストを圧縮しながら加盟店との間の円滑なコミュニケーション基盤として活用しています。

導入製品・サービス

CommuRing

課題

  • 住宅キットのパターンが増えたことで情報共有基盤の視認性・拡張性が低下
  • 新たに代理店との連携が増加し、個社ごとの閲覧権限の制御が不十分
  • スクラッチ開発の情報共有基盤による運用コストが増大

解決策

  • 柔軟な情報発信が可能で、管理者および利用者が利用しやすい「CommuRing」を採用
  • 閲覧権限が柔軟に設定でき、個社ごとに発信すべき情報の出し分けが容易に
  • サービス利用で運用を内製化することで、インフラ費含めた運用コストが10分の1に圧縮

導入メリット

高性能企画住宅のシェアリングサービス「HiL」を展開しているワールドハウジングクラブ株式会社では、加盟企業の増加や取り扱う住宅キットの拡充などビジネスの拡大に伴って従来利用してきた情報共有基盤の視認性悪化や不十分な権限管理、運用コストの高騰などの課題を解決するべく、ユニリタが提供する取引先コミュニケーションツール 「CommuRing」を採用、加盟企業への円滑な情報共有を実現。

導入の経緯

情報共有基盤の視認性・安全性・コスト面・拡張性・閲覧権限設定が課題に

 

ワールドハウジングクラブ株式会社 新沼 教之氏

ワールドハウジングクラブ株式会社
代表取締役
新沼 教之氏

2016年に創業、高断熱・高耐震・省エネ施工を実現する「企画住宅」のシェアリングサービス「HiL」を展開しているワールドハウジングクラブ株式会社。住宅業界におけるFC(フランチャイズチェーン)とVC(ボランタリーチェーン)とは異なる、加盟する工務店のオリジナル商品として高性能企画住宅が提供可能な新たなサービスモデルを展開しており、高性能企画住宅の商品開発から省エネ施工「未来パネル」の開発、工務店の集客・営業・設計施工の支援など、工務店の経営強化を支援する多角的なサービスを提供しています。大工など住宅づくりの担い手が減っているなど建設業界の課題が顕在化するなか、建設業務のプロセスを効率化することで持続可能な建設業界に向けた環境整備を目指しています。このHiLに参加する工務店や代理店は、関東以西を中心に90社を超えており、販売可能な住宅キットのプランは100を超える規模を誇っています。

そんな同社が展開するシェアリングサービスでは、以前はパートナー企業が運用していたITインフラを間借りして「HiL」に適したカスタマイズを実施して加盟店との情報共有基盤を整備していました。しかし、販売可能な住宅キットのパターンが想定以上に増えたことにより、共有する情報の視認性の低下が懸念されました。「もともと利用していた環境では、われわれのサービスに合わせた情報整理が難しく、必要な情報にアクセスしづらくなっていたのです」と代表取締役 新沼 教之氏は当時を振り返ります。

ワールドハウジングクラブ株式会社 正木 京一氏

ワールドハウジングクラブ株式会社
正木 京一氏

また、工務店以外だけでなく地域の代理店との連携が増加するなか、それぞれの閲覧可能な情報の粒度を変更していく必要が出てきました。しかし、間借りしているインフラでは、柔軟な権限管理が難しい状況だったのです。「代理店とその先にいる工務店とでは見てもらうべき情報が異なってきます。アクセスした属性に応じて情報が出し分けできるよう、閲覧権限が柔軟に管理できる機能が必要になったのです」と語るのは、新沼氏とともにビジネスを推進する正木 京一氏です。 

選定のポイント

代理店や工務店にも扱いやすく、情報管理・構築性も容易な「CommuRing」に注目

新たな環境づくりでは、変化するビジネス環境に応じて柔軟にシステム変更でき、アクセスする人によって詳細に閲覧範囲が制御できる仕組みを検討しました。
「加盟いただいている工務店の担当者それぞれのITリテラシーが異なるため、誰でも使いやすいユーザー体験が提供できるようなUXの観点も重視したのです」と正木氏は話します。
当初はGoogleドライブ上で運用することも検討されましたが、Googleアカウントがないと運用できないことから、工務店に展開するのは難しいと判断しました。

そんな折、提携先の企業から紹介を受けたのが、ユニリタが提供する取引先コミュニケーションツール 「CommuRing」でした。
「以前にDBマーケティングの経験があり、情報提供に適したDB構造はイメージできていました。実際に『CommuRing』に触れてみたところ、イメージした形でファイルが保管でき、閲覧権限やファイルの階層構造も自由に作れることが分かりました。お知らせ機能を使えば、代理店と工務店をそれぞれ分けて情報発信できるなど、まさに求めていた環境が整備できると考えたのです」と正木氏は話します。
新沼氏も「分かりやすく情報が整理できるため、あまりITに明るくない私でも十分触ることができる点で、使い勝手はいいと考えたのです」と評価します。

情報を格納する際にも、ファイルをドラッグ&ドロップするだけでアップロードでき、PDFやJWCADなどさまざまな形式の資料が保管できる点も大きな魅力でした。
勉強会などの動画ファイルもアーカイブ先として整理して保管できるため、新たに加盟した工務店に対して過去のナレッジが共有しやすくなるなど、情報の蓄積、共有場所として最適だと判断しました。
「ファイルのデータサイズが増えるたびに課金が必要なものとは違い、ID単位での課金体系のために予算化しやすい。コスト面でも従来に比べてパフォーマンスよく運用できると考えたのです」と正木氏は評価しています。

また、クラウドサービスだけに、提供する会社の事業継続性も考慮するなか、大手の住宅建材メーカーにシステム導入経験を持つユニリタを評価しました。結果として、加盟する代理店や工務店との情報共有を行う基盤として「CommuRing」が採用されることになったのです。

導入効果

運用コストを10分の1に削減、1カ月でストレスなく導入完了

現在は工務店や代理店を合わせて100社ほどの企業が「HiL」に参加しており、20ほどのモデルで100パターンの住宅キットプランを用意し、それぞれに図面や技術資料、営業資料、販促資料などがひもづいて管理されています。日々のアクセス履歴が把握でき、加盟する工務店の利用も順調に増えている状況です。「ログイン情報はもちろん、どのファイルにアクセスしたかの履歴が把握できるため、必要とされるコンテンツが判断しやすく、これからの情報蓄積の参考になっています」と正木氏は説明します。また、リンク機能を使ってYouTubeにアップロードした勉強会などのアーカイブ動画のリンクを共有し、お知らせ機能を使って各種情報を通知するといった使い方を行っています。

「CommuRing」導入比較図

コスト面では、従来に比べて10分の1ほどにまで圧縮することに成功しており、情報基盤としての「CommuRing」が安定稼働していることで不具合などの問い合わせも大きく減少しています。

「多くの方に使っていただけているからこそ、こんな情報が欲しいといった問い合わせが増えています。うまく動かないといった問い合わせはほぼありません」と新沼氏は評価します。 特に使い勝手の面では、以前は新たに加盟した工務店に使い方のレクチャー含めた研修を行う必要がありましたが、今はマニュアルレスで見てもらうだけで運用できるようになっており、管理者およびユーザー双方がストレスフリーで情報活用できていると好評です。

製品選定から稼働までわずか1カ月という短期間で情報共有基盤として本格運用を開始させることに成功しています。
「元々はGoogleドライブで公開のイメージは作り込んでいたため、『CommuRing』の試使用のタイミングでスムーズにイメージを組み込むことができたことで、1カ月でも十分間に合いました。自分たちで内製化できる『CommuRing』だからこそ、短期間で必要な環境が整備できたのです」と正木氏は評価します。
 

今後の展望

加盟企業同士のコミュニケーション基盤構築とデータ活用

今後については、いずれはコミュニケーション機能を使い、加盟する企業同士がやり取りできような環境整備に期待を寄せています。
「例えば商談している工務店さんが施主さんに建物を見学させたい時に情報をやり取りしたいといったニーズはあるはずです。代理店が中心となって、工務店同士の情報を融通し合うような環境は十分考えられます」と新沼氏は語ります。

また、「代理店や工務店との契約書のやり取りや電子契約も含めて、『CommuRing』と連携しながら実施したいです」と正木氏は将来の展望を語ります。
さらに、「すでに多くのモデルやそのモデルに付随するプランが用意されていますが、いずれは利用状況を『CommuRing』から取得してデータ分析を行うことで、必要なコンテンツを拡充するなど、シェアリングサービスをより使いやすくするための改善にも取り組んでいきたい」と新沼氏に今後について語っていただきました。

ワールドハウジングクラブ株式会社

  • 設立:2016年11月
  • 事業内容:高性能企画住宅「HiL」の商品開発から省エネ施工「未来パネル」の開発、および工務店の集客・営業・設計施工の支援など工務店の経営強化を支援する多角的なサービスを提供
    ホームページ:https://hil.co.jp/

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取引先との「伝達・依頼・共有」に特化したコミュニケーションツール|CommuRing

CommuRing(コミュリング)は、取引先・代理店・パートナー企業とのやり取りに特化し、業務効率化・生産性向上させるコミュニケーションツールです。

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