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ユニリタ法務部門のコロナ奮闘記

Vol.2 コロナ対策、待ったなし!

新型コロナウイルス感染症に関するユニリタの取り組みのご紹介

こんにちは、ユニリタ法務部の滝口です。

先日、職域接種により、モデルナワクチンを接種したのですが、その直後に異物混入騒ぎがあり、ビックリしました。念のためにと製造ロット番号を照合してみた所、見事に自分のロット番号と一致していて、再度、ビックリ!!「宝くじにも当たったことがないのに、こんなことには当たるなんて」と自分の運の悪さを呪いましたが、ニュースによると健康被害は無さそうとのこと。とは言え、それを知ってからは、注射後の肩の痛みが増し、頭痛も併発し始め、気のせいだとは思いつつ、自分のナイーブさを再確認した次第です…。


そんな私のコロナ奮闘記にお付き合いいただければ幸いです。

異例の危機管理委員会の再開催

さて、話を戻しますと、2020年2月時点で、連日の新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の感染者増加にどうしようかと悩みつつ、1人で考えていてもらちが明かないと、臨時で再度の危機管理委員会を開催することにしました。当社の危機管理委員会は、当社の取締役・執行役員およびグループ会社社長で構成されており、定例開催以外、かつ、直近2週間前に開催したばかりでの再開催は極めて異例でした。過去の前例としては2011年の東日本大震災の時に臨時開催がありましたが、コロナ感染は当時の時点でもそれに匹敵するくらいの緊急事態と認識されたといえばわかりやすいでしょうか。

同委員会では、詳細な感染対策を検討しました。対策として、マスク着用の運用(後述します)、リモートワークの運用については、若干の議論はあったものの、おおむね感染対策に関して共有認識を持つことができたため、下記の内容にて社内ガイドラインを作成し、全社に周知することにしました。 

   1.咳・くしゃみのある方、会議中・通勤時、必ずマスク着用
   2.手洗い、アルコール消毒の徹底
   3.通勤ラッシュ、人混み、不要不急の外出を控える
   4.原則としてリモートワークを実施
   5.外出時、原則、直行・直帰
   6.社内会議はリモート開催を推奨
   7.中国への出張・旅行は、原則禁止
   8.飲み会、宴会等の当面自粛
   9.37.5度以上の発熱の場合、出社禁止
 10.発熱等の症状が続く場合、強いだるさや息苦しさがある場合は、部門長、危機管理委員会事務局に報告のうえ、「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談
 11.本人または家族がコロナの陽性診断の場合、部門長、危機管理委員会事務局に状況報告


ベーシックな対策に加えて、早々にリモートワークを展開できたことは、コロナ感染予防対策として重要なポイントだったと思います。

コロナ禍が後押し、リモートワークが本格稼働!

ここで当社のリモートワーク事情について少し説明します。

働き方改革の一つとしてリモートワークが上げられることは多いですが、当社でも通勤時間の短縮、通勤疲労の軽減、家事・育児・介護に対する柔軟性向上、業務効率の改善を目的として、2019年9月から週1日(後に2日に変更)のリモートワークのテスト運用を開始しました。私は社内の働き方改革プロジェクトのリーダーも兼務していたため、テスト運用の段階からどうやって全社的な本格展開をしていくのか、ロードマップや社内調整で悩んでいました。テスト段階において、「社員の業務状況が見えにくくなり、業務管理・勤怠管理が困難である」という意見は根強く、なかなかリモートワークが進まない部署もありました。リモートワークの本格的な全社展開が容易でないことは明らかで、2020年度中に実現できるかどうか、といった感じで、長期戦を覚悟していました。

このような状況のなか、コロナによる有無をいわせぬリモートワークの本格展開は、その点だけ取ってみれば、渡りに船の出来事ではありました。政府がコロナ対策として企業にリモートワークを呼びかけても、なかなか導入できない企業も多かったなかで、スムーズに全社に本格展開できたのは、こうした事前準備の賜物だったと思います。

ただ、こうして本格展開できたリモートワークもやはりというか案の定、順風満帆という訳には行かず、またいろいろと問題も出てくるのですが、それはまた次回の投稿でお話しします。

マスクがあれば大丈夫?

先ほどの感染対策のなかで、今から振り返ると見当違いに見えてしまいますが、当時は、「マスクは常時着用すること」という運用ではありませんでした。というのも、マスクに触るため余計に感染リスクが上がるとか、隙間からウイルスが侵入するから意味がないなどの見解もあり、賛否両論で評価が揺れていたからです。そのため、「咳・くしゃみのある方、会議中・通勤時、必ずマスク着用」という折衷案的な運用になったと記憶しています。とは言え、そこはやはり心配性でマスク慣れしている日本人。社内では、ほとんどの方は常時マスク着用していました。

 

兎にも角にも、「マスク着用、手指のアルコール消毒、リモートワークという生活スタイルで、コロナも沈静化していくのではないか」と当時は楽観的な期待もあったのですが、それが大きく裏切られることとなったのは、読者の皆様がご存じの通りです。そうです、マスク生活を脅かす困った事態が発生してしまったのです……。





次回は、マスク生活を脅かす事態、そしてリモートワークにまつわる困った事態について、どのように対処していったのか、お伝えする予定です。

ユニリタ法務部門のコロナ奮闘記 一覧

 

プロフィール

グループ業務本部 副本部長
法務部 部長

滝口 賢勝

法務業務に長年邁進してきましたが、今年4月にグループ業務本部の副本部長を拝命してからは、人事、総務、経理など、幅広く管理部門業務に携わる機会が増えました。見える景色もまた違ってきて、新鮮な発見があるのは、いくつになっても良いものですね。

ニューノーマル時代に向けて、法務はどうあるべきか、管理部門はどうあるべきか、そんなことを考えながらも、「仕事は楽しく、丁寧に、迅速に」をモットーに、これからも理想的な組織、理想的な仕事のあり方を追い求めていけたらいいなと考えています。

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