クラウドデータセンター「inet primary」

ハイスペックデータセンター

アイネット社は、50年以上システムアウトソーシングサービスの提供、2009年からサービス開始したクラウドサービスアーリーアダプターとしての実績があります。

高電力サーバーに対応。1ラックあたり36kVA(定格)の提供実績

AI・ディープラーニング時代に対応したハイスペックデータセンターです。
GPU等の高電力サーバーにも柔軟に対応し、1ラックあたり36kVA(定格)の提供実績があります。

国内最高クラスの安全性をもつファシリティ

ハイブリッドTASS構法による免震構造の建物や冗長構成を採用した電源、空調などの設備を備え、災害対策（ディザスタ･リカバリー）やBCP（事業継続計画）に対応しております。特別高圧66,000ボルトを2系統で受電し、自家発電装置は停電時にも48時間連続運転が可能で、さらに災害時でも燃料自動給油システム採用しているため継続運転が可能です。

最新のセキュリティ

データセンターのセキュリティは、非接触ICカードとパスワード、生体認証技術（甲静脈認証）を採用したアクセス制限、フラッパーゲート、マントラップを組み合わせた入退室管理を実施しています。また、最新のITVカメラによる映像の監視・保存により堅牢なセキュリティシステムを構築しています。

環境に配慮したグリーンデータセンター

温熱環境シミュレーションの実施として、高度な熱解析技術や最先端VRシステム「Hybrid Vision（ハイブリッドビジョン）」を活用したエアフロー設計を採用。77cmのフリーアクセス高と階高5mを確保、天井フラットスラブ採用による空調効率の向上やエネルギー監視システムによる省電力化を図り、全熱交換型換気方式による廃熱回収による負荷低減などグリーンITへの対応をしております。
アイネットクラウドデータセンターは、建築物総合環境性能評価（CASBEE横浜）でも｢Aランク｣を獲得しました。

キャリアフリーのネットワーク

ネットワークは、キャリアフリーとなっております。利用ユーザーのネットワーク早期開通のために複数キャリアのノードを設置し、導入時から10G以上の高速・大容量通信が提供可能です。

ロケーション

首都圏型の利便性・安全性の高いロケーション

都心から約37km、海岸線から約9km、標高48mの高台に位置し、水害や液状化の危険が少ない硬質な地盤に災害リスクを考慮して建設されました。首都圏に位置しながら都心からの交通アクセスにも恵まれており、災害対応時にも来館可能な好条件の立地です。

電源設備

特別高圧66,000ボルトを２系統で受電しており、片系で障害が発生しても電力供給が行われます。万が一、停電となった場合には、UPSにて継続した電力供給を行いながら自家発電機が起動します。
自家発電機は免振構造の上に設置する事で安全性を確保し、さらに災害時でも燃料の優先供給契約により継続運転が可能です。

I期棟　断面図

ファシリティ

ハイブリッドTASS構法を採用し、高い免震効果を実現しています。

ハイブリッドTASS構法

弾性すべり支承と積層ゴム支承を組み合わせた新しい免震構法

自家発電機

建物屋上にガスタービン発電機をN+1で設置。
定期的に負荷試験を実施しており緊急時にも慌てることなく対応が可能です。

空調

天井フラットスラブと階高5ｍを確保し、最適なエアフローを実現

天井の梁があるため、エアフローが非効率的、結果、ラックからの廃熱がうまく分散されずに熱だまりが発生、冷却効率が悪いので消費電力量も多くなってしまいます。

天井高とフラットスラブにより、最適なエアフローを実施、ラックから廃熱は効率的に分散され、熱だまりを解消します。そのため、冷却に必要な電力量も抑える事ができます。

サーバー室

1区画170ラック、フロア340ラックの設計です。
空調パッケージはメンテナンスエリアに設置、コロケーションルームのセキュリティを確保しています。
フロア仕様は階高5,000mm、床上高3,630mm、床下高770mm
コロケーションルームはフラットスラブを採用
天井に梁の無い構造を採用し熱だまりを低減し、エアフローを最適化

防火設備

サーバー室には超高感度煙センサーを設置し、わずかな異常を事前に検知
火災発生時には人体に優しいイナージェンガス消火設備が起動

超高感度煙センサー

超高感度煙検知センサーは室内エアフローの暖かい空気側を常にサンプリングし、わずかな、異常でも検知し未然に出火を防ぎます。
サーバールーム内に複数設置し、異常発生の箇所特定を早急に行います。

クリーンミスト消火器

純水を利用した消火器、クリーンミスト薬剤は、純水を主成分とし、電気伝導率の極めて低い潤滑剤を配合した薬剤電気伝導率は純水同様の低い値となっており、機器へのダメージは最小限となります。

イナージェン消火システム

火災発生時には、イナージェンガスによる消火設備が起動します。
ガスの放出より、室内の酸素濃度を下げることで、消火します精密機器へのダメージを最小限に抑えられる、環境に優しい消火システムです。
窒素ガス方式と比較し、放出後の退去時間が30分と長くとれ、緊急時の避難を確実にします。
※イナージェンガス：窒素52％、アルゴン40％、CO2(二酸化炭素)8%の混合ガス