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導入事例

A-AUTOの導入でシステム業務効率を大幅に改善|エイチ・エス損害保険株式会社様

A-AUTOの導入でシステム業務効率を大幅に改善|エイチ・エス損害保険株式会社様

~バッチ処理の自動化でジョブの自動実行制御を実施~

エイチ・エス損害保険株式会社(以下、エイチ・エス損保)は2007年に操業を開始した新進気鋭の損保会社です。海外旅行者向けの海外旅行保険など、特定分野に特化することで、高度な専門性とスピードを兼ね備えたサービスを提供しています。

同社のシステム部門では会社の急速な成長に伴い、急増するビジネス情報のバッチ処理に対応するため、ジョブの自動化と統合管理の実現に着手、この課題を解決するために同社が採用したのがユニリタのジョブ管理ツール「A-AUTO(エーオート)」でした。

もともと生・損保業界における汎用機の分野ではトップシェアを走るA-AUTOに、安心感と信頼感を持っていたというエイチ・エス損保。A-AUTOの導入によってバッチ処理の自動化を実現するとともに、システムの安定性と高度な拡張性を獲得。今後のさらなる成長への足がかりを固めています。この取り組みについて、エイチ・エス損保事務企画・システム部システム企画課長である伊藤 晶弘氏、システム開発課長代理の流石 真氏にお話を伺いました。

導入製品・サービス

A-AUTO(オープン)

導入メリット

  • バッチ処理自動化でシステム業務効率を大幅改善
  • システムの安定性と高度な拡張性を獲得
  • 管理も一元化、ログ取得など業務の負荷軽減を実現
  • 将来的なシステム間のデータ連携や処理連携などの活用に期待できる

ビジネスの伸張に伴い自動化ツールの選定に着手

エイチ・エス損害保険株式会社

エイチ・エス損害保険株式会社
事務企画・システム部
システム企画課長
伊藤 晶弘氏

エイチ・エス損保は2005年の準備会社設立を経て、2007年11月に正式に営業を開始した損保会社。創業直後ということもあり、「当初は、システム部門も最小減のリソースで運用を開始、何とかやりくりしながら走り始めた覚えがあります」(伊藤氏)

そのため、サーバOSに付属するタスクマネージャを利用してジョブ管理を実施する期間がしばらく続きました。当時のことを流石氏は「このジョブが何時頃に終わると想定し、次のジョブ開始の時間を設定したりと、手作業で処理していました」と振り返ります。

同社は海外旅行保険に特化していたため、データ量はそれほど多くなく、ジョブも3システム×2ジョブという規模だったものの、タスクマネージャのタイマー設定で管理していたため、ジョブとジョブの間にブランクの時間が発生してしまうなど、業務効率の点で課題がありました。

さらに、旅行シーズン前には課題を解決したい、という思いがあったそうです。
「初めて冬の旅行シーズンを迎えた2008年1月、2月の時期に、扱うデータ量が急激に増える状況に直面しました。通常なら30分で完了していたジョブが、3倍以上の時間を要するということもありました。万一、前のジョブが終わっていないのに、次のジョブが走り出してしまったりすると、基幹システムにデータが上がらないことも起きかねません」(流石氏)

このような状況で、ジョプ管理ツール導入の検討が具体化しました。

伊藤氏は以前から損保業界でキャリアを積んできた経験を持つことから、ジョブ管理ツールの必要性は十分に認識していたそうです。
「創業前から必要だということはわかっていたのですが、弊社の方針として、まずはミニマムで動いて、どうしても必要になったら導入しようと。その意味では、2008年の春というのはぎりぎりのタイミングだったといえます」(伊藤氏)

ユニリタの柔軟な提案を高評価 A-AUTO導入を決定

導入に際して検討の対象となったのはA-AUTOと、ほぼ同等の機能を持つ他社のツール。どちらもジョブ管理ツールとして実績のある製品でしたが、伊藤氏の心中では最初からA-AUTOが有力だったそうです。

A-AUTOは生・損保業界の大手企業数社のメインフレームに採用されているほか、保険料率を算出・提供している団体である損害保険料率算出機構でも使われていることから、事実上の業界標準とされていることを2人は承知していました。

「それだけ使われているということは、サポートについても豊富なノウハウをお持ちだろうと。そこにも期待がありました」(伊藤氏)

加えて、伊藤氏らの背中を押したのがユニリタの提案力。“身の丈にフィットした提案をしてくれたこと”だったそうです。

「弊社としては、あれもできる、これもできるとフルスペックのものを相応の価格で提案されても困ります。その点、ユニリタは弊社の実情をきちんと考慮したうえで、課題解決に必要なものをチョイスして提案してくれました」(伊藤氏)

アプリケーションライセンスにも同様のことがいえました。

「競合製品は、たとえばサーバは何台、リモートのエージェントがいくつ、OSはいくつ…という風に、ライセンスの把握が煩雑でした。それに対してユニリタの提案は、このコストなら上限はここまでとシンプルで、このわかりやすさは説得力がありました」(流石氏)

この意見の背景には同社の成長があまりに急激なため、そのスピードが全く予測できないという現実があります。今後、システムがどれだけ大きくなるか、サーバが何台に増えるのか、読み切れない状況に対して、ユニリタは製品を自社開発・自社販売している強みを活かして、フレキシブルに対応することが可能だったのです。

A-AUTOでシステムの安定性とバッチ定義の拡張性を獲得

比較的スムーズに採用が決まり、では実際に導入、稼働のフェーズではどうだったのでしょう。
「実はインストールはしたものの、本番稼働まではタイムラグがありました。弊社としてジョブスケジューラを立ち上げるのは初めてだったので、ノウハウが十分ではなかったユニリタも生・損保に実績をお持ちだったものの、弊社のニーズとの擦り合わせに少し時間がかかってしまったのです」(伊藤氏)
「しかし、サポートの方に導入設計を手伝っていただいて、すぐに解決できました。本当によくやっていただいたと思います」(流石氏)

ほどなく本番環境で稼働を始めたA-AUTO。その効果は絶大なものでした。「バッチ処理に関する課題はすべて解消されました。処理時間も劇的に短縮し、大幅な効率化を実現できました」(流石氏)

海外旅行保険は空港等からネットやモバイル経由で申し込んだら、すぐに飛行機に乗るというケースも少なくないため、即時性が強く求められると伊藤氏はいいます。
「それだけに、処理が不安定というのは困るのです。そこが解消できたというのは大きい」(伊藤氏)

さらにバッチ処理の設計に拡張性が生じたと流石氏。「バッチをジョブネット上で視覚的に組み合わせて定義できます。管理も一元化できたし、ログも取れるので本当に楽になりました」(流石氏)とのことで、導入以前の負荷を10とすれば、A-AUTOはそれを3、4くらいまでに軽減してくれたそうです。

エイチ・エス損保では将来的に、他種目の販売も視野に入れているそうです。その際にもA-AUTOは強力な武器になるだろうと2人は期待します。

「今後、システム自体は間違いなく増えていきます。A-AUTOはシステム間のデータ連携や処理連携など、さまざまな局面で活躍してくれると思います」(流石氏)
「ジョブ処理が安定したということは、システムに余裕ができたということ。これは大きなアドバンテージといえます」(伊藤氏)

今後、ユニリタに期待することとして、伊藤氏はこれまでどおりの手厚いサポートとフレキシブルな提案を、流石氏はITにまつわるさまざまな情報提供を挙げられました。

成長を続けるエイチ・エス損保。その競争力の一翼を、A-AUTOが担っています。

システム構成

エイチ・エス損害保険株式会社

  • 事業内容 : 損害保険業
  • 設立 : 2005年5月24日(エイチ・エス損害保険プランニング株式会社として設立)
  • ホームページ : http://www.hs-sonpo.co.jp/
エイチ・エス損害保険株式会社

関連製品・サービス

ジョブ管理ツール | A-AUTO

ジョブ管理ツール | A-AUTO

A-AUTOのジョブ管理機能は、異なるプラットフォームで稼働するシステムのバッチジョブを統合的に管理し、自動実行制御を実現します。

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