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導入事例

Salesforceと基幹システムの連携など、柔軟なデータ連携の基盤づくりを実現|株式会社ウィルグループ 様

Salesforceと基幹システムの連携など、柔軟なデータ連携の基盤づくりを実現|株式会社ウィルグループ 様

誰でも扱えて、開発効率およびメンテナンス性の向上に大きく貢献する「Waha! Transformer」

業種に特化した人材サービス事業を展開する株式会社ウィルグループでは、以前から自作したバッチシステムをシステム連携として運用してきましたが、属人化した環境からの脱却を目指し、ユニリタが提供するETLツール「Waha! Transformer」を導入。Salesforceと基幹システムの連携をはじめ、現場からの要望に応じたデータ連携の基盤として積極的に活用しています。

導入製品・サービス

Waha! Transformer

導入メリット

社内におけるデータ連携基盤として「Waha! Transformer」を採用したことで、情報へのアクセスの迅速化や開発効率の大幅な向上を実現。さらには、データ連携の設定が可視化され新メンバーへの引継ぎも容易に。

課題

BIツール付属のETL、制約が多くて使い勝手が悪いことが課題に

「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションに掲げ、カテゴリ特化型の人材サービス(人材派遣、業務請負、人材紹介)を主とする人材ビジネスを展開している株式会社ウィルグループ。同社の社員と派遣スタッフがチームとなって派遣先で働くハイブリッド派遣を武器に、販売・コールセンター・工場等軽作業の主力3事業にてシェア拡大を図っています。また、国内のみならず、M&A戦略による海外事業を展開しており、ASEANやオセアニア地域での人材サービスも手がけています。

そんな同社では、クラウド上で稼働する基幹システムを中心に、ワークフローシステムや人事システムをDOSコマンドによるバッチ処理にて連携させており、長い期間をかけて運用してきた経緯があります。「従来は属人的な手法でデータ連携を行っており、何か発生した場合はその都度コマンドの中身を確認して改修するような運用を続けていました。基本的にはデータベース同士の連携よりも、ExcelファイルやCSVファイルを使い、それらをデータベースと連携させるようなものが多く、その都度プログラムを自作して対処していましたが、メンテナンスの手間もかかるなど、以前から課題として顕在化していたのです」とIT戦略本部 システム開発部 マネージャー 佐々木 恵一氏は語ります。

IT戦略本部 システム開発部
マネージャー
佐々木 恵一氏

そんなとき、Excelで管理していた支店ごとのPL情報などを集約して現場で柔軟にデータを活用できるよう、BIツールでデータ活用基盤を整備することに。そのBIツールのオプションとしてETL機能が提供されていたことで、周辺システムと連携させるためのデータ連携の仕組みとして、新たにBIツール付属のETLを活用することになったといいます。「我々として初めてETLツールを活用したこともあり、従来のようにプログラムを書いていくようなアプローチで作り込みをしてしまったのです。その結果、項目を追加するたびに中身を紐解いていかなければいけないなど、あまり負担軽減に繋がらなかったのです」と佐々木氏。

また、ETLツールがBIツールのオプションだったことで、契約上テーブルのデータ上限数が設定されており、BIツールが提供するデータベースを使わないとETLツールを利用できないなど、制約も多かったのです。「我々の作り方にも課題はありましたが、データ量が多いこともあって実際の処理が遅くなるなど、結局使い物にならないという結論に至ったのです」と佐々木氏は振り返ります。

解決策

Salesforce連携で停滞するプロジェクトに活用、わずか1週間でデータ連携を実現

そのような状況の中、社内メンバーからETLツールとしてユニリタが提供する「Waha! Transformer」を紹介された佐々木氏。「Salesforceと基幹システムを繋ぐための連携バッチ処理を作るプロジェクトがちょうど進んでいたのですが、外部ベンダーに開発を依頼していたもののなかなか仕上がらず、プロジェクトが停滞する事態に。中身を聞いてみると、基幹システムからバッチ処理にてCSVデータを作成し、それをSalesforceに投入するという仕様でした。データベースを繋げてCSVに出すだけであれば、ちょうどトライアルを始めていた『Waha! Transformer』が使えるのではと考えたのです」。

そこで実際にデータ連携の処理に「Waha! Transformer」を使ってみたところ、1週間程度でデータ連携を行うことに成功したのです。「それほど難しくなくデータ連携が実現できました。プログラムをしっかり組む必要のないシンプルなデータ連携であれば、『Waha! Transformer』に全部任せてしまえるのではと実感したのです」。

社内で運用している仕組みの中には、OracleやMicrosoft SQL Serverなどさまざまなデータベースが存在しており、外部サービスにもPostgreSQLなど色々なデータベースの連携が必要になってきます。それらとの柔軟な連携が可能な「Waha! Transformer」であれば、新たなデータ連携の要求にも柔軟に応えられると考えたのです。「どんなデータベースでも繋げられるだけでなく、ファイルに出したりファイルで読み込んだりなど、すごく融通が利くツールとして魅力を感じました」と佐々木氏。

佐々木氏も含めて、同じ部内のメンバーでトライアルを実施した結果、「Waha! Transformer」は誰からも使いやすいと評判でした。簡単なマクロは組めるものの、プログラム経験が薄い新たなメンバーが入った際にも、少しの指導ですぐにデータ連携のための仕組みを構築することができたと言います。社内に常駐している外部メンバーにも「Waha! Transformer」でデータ連携の仕組みづくりを依頼したところ、短時間のうちに習得して次々とデータ連携を実現させていくなど、誰にでも扱える汎用性の高さを実感したのです。

結果として、同社におけるデータ連携の基盤となるETLツールの中心として、「Waha! Transformer」が社内に浸透していったのです。

導入効果

データベースやファイルに関わらずデータ連携を実現、データ移行時にも重宝

現在は、シンプルなデータ連携やデータ移行のためのツールとして「Waha! Transformer」が活用されており、佐々木氏とともに現場でプログラム経験のあるメンバーなど数人が必要なデータ連携処理の実装を行っています。データ連携については、当初トライアルで作成したSalesforceと基幹システムとの連携はもちろん、管理部門や営業部門など各現場から日次で確認したい各種情報をシンプルに出力する処理や基幹システムから直接任意のタイミングで出力するような処理を「Waha! Transformer」にて置き換えており、作成した数本のデータ連携処理設定を同時に数十単位で走らせることもあると言います。また、BIツールのオプションで構築されていた、採用情報や契約更新、異動・退職情報などが発生する各種申請時に利用するワークフローシステムと人事システムを連携する処理を「Waha! Transformer」へ移行中です。なお、「Waha! Transformer」で作ったデータ連携の処理は、統合運用管理ソフトウェアのHinemosから実行し、統合管理を可能にするZabbixによる監視によって、エラーが発生したタイミングで携帯電話を鳴らすといった運用です。

「Waha! Transformer」を導入したことで、現場からは情報へのアクセスが速くなったと喜びの声が寄せられています。例えば勤怠情報の取り組みエラーの発生状況など、基幹システムから任意のタイミングでデータを確認したいというニーズに対して、以前は帳票出力ボタンを押下して数時間かかっていました。しかし、「Waha! Transformer」の処理に置き換えたことで、今ではわずか数分で必要な情報が出力できるようになったと現場からも好評です。

またM&Aによって企業統合する際には、データ移行が必要になる場面がありますが、統合前の企業が持つシステムがそれぞれ異なるデータベースで構築されていることも当然あります。その際には、「Waha! Transformer」を使ってデータベースを直接接続したりリストと突合したりすることで、迅速なデータ移行が可能になったと評価します。「前身の基幹システムから現在の基幹システムに移行する際には、Excelマクロで延々と処理を繰り返すなど苦労した経験があります。今なら『Waha! Transformer』があるため、移行元と先がしっかり整理されていれば、『Waha! Transformer』だけでデータ移行できるのはとてもありがたい」と佐々木氏。

「Waha! Transformer」を使ったデータ処理に切り替えたことで、プログラムを組んでテストを実施するような以前の方法に比べて、圧倒的に開発効率が向上しており、おそらく半分以下の工数で本番リリースが可能になっていると高く評価します。「1週間かけてコーディングやテストを実施してリリースするようなものなら、『Waha! Transformer』であれば数時間でテストまで終わらせてリリースできてしまうほど」。データ連携処理の中でエラーが発生しても、全てのエラーコードを出力するだけで、どこで何が起こっているのか見当が付けやすくなったことも大きいと言います。

要件定義からしっかりと時間をかけて開発を行うことなく、アジャイル的なアプローチで試行錯誤しやすいことも、ETLの大きな魅力の1つだと佐々木氏。「ビジュアル的に操作できるため、とりあえず繋げてみて、その結果をすぐにユーザーと共有できます。データサイズによる処理時間も試行できるなど、必要なプロセスに向けたお試しができることはとてもありがたい」。その結果、現場からのデータ出力依頼にも柔軟かつ迅速に対応できるなど、現場の知りたい要求に応えることができるのは何よりだと評価します。

「Waha! Transformer」活用メリットの1つに挙げるのが、データ連携処理設定の中身が可視化しやすいことです。どんな処理が行われているのかが可視化しやすいため、新たなメンバーにも負担なく引き継げるようになっていると語ります。「誰かに手伝ってもらう際にも、以前はどんな処理かを一から説明してからお願いせざるを得ませんでした。
しかし、『Waha! Transformer』であれば、どのテーブルに何が紐づいていて、どのように出力されるのかが一目瞭然です。触ってもらえばすぐにわかってもらえるため、とても助かっています」と佐々木氏。設計書のイメージでデータ連携処理設定がビジュアルに表示でき、スクリーンショット1枚あるだけで内部レビューも実施しやすいと語ります。

ユニリタのサポートについても佐々木氏は高く評価しています。「サポートに問い合わせをすれば、遅くとも翌日までには返してもらえています。しかも、通常ならヘルプへのリンクを確認して欲しいという回答が多いなか、きちんとサンプルなどを添えて返してくれることも多い。これまで色々なサポートを受けていますが、上位クラスの対応力であることは間違いありません」。

今後の展開

シンプルなデータ連携は「Waha! Transformer」を使って省力化へ

今後については、シンプルなデータ出力などの要求に関しては、できる限り「Waha! Transformer」への置き換えを進めていきたいと佐々木氏は意欲的です。「プログラムで対応しないといけないものはどうしても残りますが、シンプルなデータ連携であれば全て『Waha! Transformer』で対応していきたい。あまりプログラム言語の知識がなくとも何が行われているのか分かりやすいため、メンテナンスの面でも重宝するはずです」。

また既存のBIツールにデータを流し込むデータ連携に関しても、BIのオプションで構築している部分を「Waha! Transformer」に移行していくことを計画しています。「データレイクとしてのBIは残りますが、データ連携の部分を置き換えていくことで、何が行われているのか解析しやすくなります。できる範囲で『Waha! Transformer』に置き換えていければと思っています」と今後について佐々木氏に語っていただきました。

株式会社ウィルグループ

  • 事業内容 :人材派遣、業務請負、人材紹介を主とする人材サービス事業を行うグループ会社の経営計画・管理並びにそれに付帯する業務
  • 設立 :2006年4月3日
  • URL :https://willgroup.co.jp/
株式会社ウィルグループ ロゴ

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