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導入事例

ジョブ管理と帳票管理にA-AUTOとBSP-RMを採用し、メインフレームの基幹システムをオープン系ERPに移行|オリンパス株式会社様

ジョブ管理と帳票管理にA-AUTOとBSP-RMを採用し、メインフレームの基幹システムをオープン系ERPに移行|オリンパス株式会社様
オリンパス株式会社

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カメラをはじめとして、医療機器や顕微鏡、さらにはディジタル機器へとその活動領域を広げてきたオリンパス株式会社―。”Social IN”の経営理念と「Your Vision, Our Future」のコーポレートスローガンのもと、成長性、収益性、ブランド力の三つを重点目標として、スピード最優先、選択と集中、効率の追求、意識改革を追求する経営方針でビジネスを力強く展開しています。
この業務改革を可能にする力の一つとなったのが、IT。メインフレームで行われていた会計、人事、修理サービス、医療系販売物流の4つの基幹系システムをオープン系のERPシステムに移行することによって、総所有コスト(TCO)とトータルリードタイムの短縮を達成しました。株式会社ユニリタのA-AUTOとBSP-RMは、オープン系で稼働するこれらの基幹系システムにジョブ管理と帳票管理の機能を提供。日本の商習慣に合った基幹系システムをオープン系で構築する上で、大きな役割を果たすことができました。

導入製品・サービス

導入メリット

  • メインフレーム時代からの豊富な実績とノウハウで充実のサポートを提供
  • ライセンス交換制度の利用でソフトウェアコストも抑制

基幹系システムをオープン系に移行する場合もジョブ管理と帳票管理は不可欠

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社
IT基盤技術部 運用基盤グループ
課長代理 金澤 克則氏

1919年10月12日創立のオリンパス株式会社は、カメラなどの映像機器や内視鏡などの医療機器に強みを持つ世界的な企業として知られています。掲げる経営理念は、「生活者として社会と融合し、価値観を共有しながら事業を通して新しい価値を提案し、人々の健康と幸せな生活を実現する」ことを意味する“Social IN”。2003年4月には、この経営理念に基づくコーポレートスローガン「Your Vision, Our Future」も制定しました。Social INの実現には、創造的破壊を伴う革新が不可欠―。この考えに基づき、オリンパスは2002年から情報システムの大幅な見直しに取りかかりました。それまでオリンパスの基幹系システムはすべてメインフレーム上に構築されていたのですが、総所有コスト(TCO)の削減とトータルリードタイムの短縮をねらってオープン系への移行を開始。SAP R/3 Enterpriseなどのパッケージソフトウェアを利用して、会計システム(2002年4月稼働)、人事システム(2004年10月稼働)、修理サービスシステム(2005年5月稼働)、医療系販売物流システム(2006年5月稼働)の4システムをオープン系に載せ替えました。

この移行にともなって必要となったのが、メインフレームで十数年にわたって使い続けてきたA-AUTO(ジョブ管理)とA-SPOOL(帳票管理)に相当するオープン系のソフトウェアです。「SAP R/3の特性を生かすべく、システム設計にあたってはバッチジョブや帳票をなるべく減らす努力をしました」と語るのは、オープン系への移行プロジェクトにも携わり、現在はシステム基盤の維持管理を統括している金澤克則氏(IT基盤技術部 運用基盤グループ 課長代理)。けれども、取引先などとの関係もあって、バッチ処理や紙帳票を完全に廃止することはできませんでした。オープン系でのジョブ管理に関してオリンパスが求めたのは、バッチジョブの自動スケジューリングができることと、メインフレーム版A-AUTOと同等の使い方ができることの2点。「メインフレームとオープン系の両方に運用担当者をアサインする余裕はありませんでしたから」と、金澤氏はその背景を語ります。また、帳票管理については、センター出力の結果を柔軟に仕分けすることができ、電子帳票システムとの連携にも対応していることが条件でした。

ユニリタのサポート力でA-AUTO、帳票仕分け能力でBSP-RMを採用

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社
IT基盤技術部 運用基盤グループ
課長代理 堀田 浩基氏

これらの要件を満たすオープン系のジョブ管理/帳票管理ソフトウェアとしてオリンパスが選んだのが、株式会社ユニリタのA-AUTOとBSP-RMです。「条件を満たすジョブ管理ソフトウェアはいくつかありましたが、メインフレーム時代からのサポート力を評価してオープン版A-AUTOを選びました。また、帳票管理については、BSP-RMに匹敵する仕分け能力を持つ製品は他にありませんでした」と、採用の理由を語る金澤氏。オープン版A-AUTOは会計システムの移行に合わせて2002年に、BSP-RMは少し遅れて2005年に導入されました。

オープン系で再構築されたオリンパスの基幹系システムにおいて、A-AUTOとBSP-RMは運用システムの中核部分に組み込まれています(図1)。業務システムにはERP、クライアントサーバーアプリケーション、Webアプリケーションの3方式が混在していますが、バッチジョブのスケジューリングはA-AUTOで集中的に行い、ジョブの進行状況はA-SUPERVISION(ジョブ監視機能)のコンソールで集中モニタリングする仕組み。ジョブスケジューリングを統括している堀田浩基氏(IT基盤技術部 運用基盤グループ 課長代理)は、「オープン系に移行した基幹システムは4つありますが、すべての運用管理は一つのチームで行っています」と運用方法を説明します。

それぞれの業務システムで作成された帳票は、BSP-RMベースの統合帳票システムに送り込まれた後、業務ニーズに見合った方法でアウトプットされていきます。例えば、伝票や納品書のようにページ数が少ない帳票は、営業所のリモートプリンターにオンライン帳票としてリアルタイム出力。月次レポートのように大量のページ数となる帳票でも、紙でなくてよいものについては、電子帳票システムでの閲覧と印刷に任せています。それでも残る大量ページ数の紙帳票については、BSP-RMの仕分け機能を利用してセンターで一括印刷。社内メール便などを使って要求元部署に配送しています。

ライセンス交換制度の利用でソフトウェアコストも抑制

「機能に関しては、ジョブ管理についても帳票管理についても十分に満足しています。また、ライセンス交換制度を利用することによって、ソフトウェアコストも低く抑えることができました」と語る、金澤氏。オリンパスが2002年から進めてきた基幹系システムのオープン化に、ユニリタのA-AUTOとBSP-RMは一定の役割を果たすことができました。

医療系販売物流システムが無事に本稼働を迎えたことを受けて、オリンパスは映像系販売物流システムをオープン系に移行し、2007年5月に本稼働をスタートするための準備を進めています。こちらもSAP R/3 Enterpriseなどをベースとしたオープン系の基幹系システムですが、対象とするのはディジタルカメラなどの映像系商品。ユーザーも、オリンパス本体ではなく、関連会社のオリンパスイメージング株式会社となります。
映像系の販売物流システムについても、ジョブ管理と帳票管理は運用システムのA-AUTOとBSP-RMが担当する予定です。

メインフレームの基幹系システムをオープン系に載せ替えようとする企業にとって、共通の悩みとなるのがジョブ管理と帳票管理です。日本の商慣習に合った業務システムを構築するには、この二つの課題に必ず対処することが求められます。その際の切り札となるのが、メインフレームでのジョブ管理と帳票管理と同じやり方をオープン系でも可能にするユニリタのA-AUTOとBSP-RM。日本の企業が進める業務改革を、ユニリタはIT基盤の領域でこれからも力強く支援していきます。

図1:構成図

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