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導入事例

プリント出力の抑止がコスト削減と品質・生産性の向上を実現|株式会社プラネット様

プリント出力の抑止がコスト削減と品質・生産性の向上を実現|株式会社プラネット様
株式会社プラネット 本社

株式会社プラネット 本社

株式会社プラネットは、オーディオ・ビジュアル(AV)ソフト業界でのPOSシステムの開発やマーケット情報の提供を始め、CD/DVD、スポーツ、輸入雑貨や靴、メガネなど幅広い業種に対応した専門店向けの発注・仕入れから販売・在庫管理、店舗管理などのシステムを開発、提供するシステムインテグレータです。1984年の創業から20年以上にわたり、AVソフト流通業界でのメインシステムサプライヤーとして、情報処理を中核に、POSシステム、店舗システム、物流システム、情報分析、ヒットチャートなどを幅広く提供しています。

特にAVソフト流通業界全体で利用されているCD売上のヒットチャートは、同社が築き上げてきたネットワークをフル活用して実現したしくみであり、業界最大のマーケティングデータ情報をもとにインターネットとWeb技術など最先端の技術を採用し、業界をリードすべく、より広い業界のお客様の情報化ニーズに的確に対応した事業を目指し活動しています。

導入製品・サービス

A-AUTO

オープン環境での新システム構築を契機に紙の文化からペーパーレスへ

情報処理本部

情報処理本部
情報センター部 環境課
課長 飯島 勝巳氏

「Information Navigatorをはじめて知ったのは、ユーザシンポジウム会場に設置されたデモコーナーでした。もう2年以上前のことになります。時間調整にInformation Navigatorのデモコーナーに立ち寄り、その存在を知りました。その時は、特になにかいいツールはないかと探していたわけでもなく、Information Navigatorについても、すぐにでも導入したいツールではありませんでした。ただ、なぜか印象に残るソフトで『使い勝手はよさそうだな』と感じたことだけは覚えています。」情報処理本部情報センター部環境課課長 飯島 勝巳氏は当時を振り返る。

同社がInformation Navigatorを導入したのは、その1年後の2002年10月。新システムをオープン環境で構築することが契機になった。オープン環境では帳票のプリンタ出力をなくすということが、トップダウンで決定された。これを受け、オープン環境における新システムの担当 情報処理本部 情報センター部 運用課 藤原 大樹氏が動いた。「当社は、紙の文化でした。出力した後のデリバリーから保存の工数まで、出力帳票管理における運用部の負担は非常に大きいものがありました。しかも、部署が複数階のフロアにあったため、印刷された帳票を4階から3階へ、4階から2階へと運ぶ作業も非効率だと感じていました。紙媒体の廃止というトップの決定により、全社的な取り組みとして活動が始まりました。」

サービスレベルを落とさずに出力できない環境をつくる

帳票出力を制限するためには、物理的に出せない環境を作れば解決できる。しかし、そのためには、まず出さなくてもよい環境を提供しなければならない。例えば、開発側は、開発した結果をみたいと考えるのは当然のことである。ただ、プリント出力はできませんでは、開発の業務に支障をきたすことになる。まず、帳票を紙に出力することを抑止させるためにInformation Navigatorを導入。帳票を電子化する機能を活用し、結果をブラウザで見ることができるようにしたのである。ブラウザの活用は、プリント出力のコストを削減できるだけでなく、出力されるまでの時間を削減し作業効率の向上や出力後の紙の紛失などのトラブルも軽減することができるようになった。

さらにInformation Navigatorを活用して、電子化させた帳票をもとに2次加工、3次加工が効率的にできるしくみを構築した。Information Navigatorには、複数の帳票の情報をマージ(複数のファイルやデータの情報を決められたルールに従って一つに統合すること)し、新しい帳票を自動的に作成する機能がある。例えば経理部は、請求書を発行するためにPC画面ではスクロールを繰り返しながら内容の確認をしていたが、この機能を活用し、確認しなければならない情報だけを画面に表示させるようにした結果、確認作業の省力化を推進、同時にデータ精度があがり、請求書発行にかかる業務の効率化を実現した。

事前に誤ったデータを検出することでデータの品質向上も

情報処理本部

情報処理本部
情報センター部 運用課
藤原 大樹氏

さらにInformation Navigatorは、データ化された帳票情報をもとに異常値を予め定義しておくことで、自動的に異常値を検知、通報する機能がある。この機能を利用して、開発部では誤ったデータを事前に検出することでデータ品質向上の推進に大きく寄与した。同社の改善の取り組みはさらに続く。統合ログ管理システムLoganizer(ロガナイザー:開発元ユニリタ)を導入。部門ごとにバラバラに配置されたUNIXやWindowsで稼働しているジョブスケジューリングシステムA-AUTO(開発元ユニリタ)のログ情報をLoganizerが収集し、さらにInformation Navigatorの加工機能や問題発見機能により、効率的な業務監視を行う仕組みを構築した。

新しいシステムの導入するにあたっては、単に業務改善だけではなく、「運用コストの削減」「労力の軽減」を狙いとすることで経営側を説得した。また、新しい環境に移行するにあたっては、全社員がメリットを享受できること、こうした改善が運用のランニングコストを削減するだけでなく、労働力の軽減にも繋がることを社内説明会などで積極的にアピールした。

永く使えるシステムであるために

システム運用を管理するためには、技術知識だけでなく、豊富な経験が要求される。「システム運用とは、ずっと使い続けるというものです。小さな傷をそのまま放っておくと大きくなっていきます。一箇所のちょっとした無理が、運用していくうちに少しづつ蓄積され、大きなロスとなり問題となった苦い経験をしたこともあります。無理なシステム運用環境を構築することで、さらに複雑さが増し、運用していくうちに大きなほころびとなります。変更もできなくなるようなシステム運用では、企業の大切な情報活用業務を担うことはできません。無理やりつなげることはしないで、きれいにつなげて、ずっと使えるシステムを構築することが重要です。」と飯島氏はコメントされた。

システム構造図

株式会社プラネット

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