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クラウド環境におけるシステム構成

オンプレ/クラウドを横断して情報システムの安定稼動を支えるA-AUTO

1977年の提供開始以来、40年を超えて情報システムの安定稼動を支えてきたA-AUTO。

当初はMF:メインフレーム向けのシステム運用ジョブ管理ツールとして、1980年代後半からはメインフレームのオープン化・ダウンサイジングの潮流が始まり、1993年にはオープン版A-AUTOの提供を開始しました。

通信回線の高速化が進んだ1990年代には、情報システムのインフラとしてDC:データセンターが台頭し、さらにブロードバンド回線や並列コンピューター技術が商用化された2010年代以降には、AWS(Amazon Web Services)や Microsoft Azure に代表されるクラウド・インフラでの導入・構築実績を積み重ねてきました。

クラウド


下図の通り、A-AUTOはオンプレ~データセンター~クラウドといったハイブリッド環境でも、基幹系から情報系まで多岐に渡る情報システムをつなぐネットワークにさえ接続できれば、多様化・複雑化する情報システムのジョブ管理を一元管理できるようになり、導入されたお客様からは信頼性と利便性に加え、コストパフォーマンスにおいても高いご評価をいただいています。

▼システム管理ツールで一般的なマネージャー/エージェント型のオープン版A-AUTOの概念図

システム管理ツールで一般的なマネージャー/エージェント型のオープン版A-AUTOの概念図


AWS Qualified Software

2024年には、AWSの技術的な認証「AWS Foundational Technical Review (FTR)」(*1)を取得してAWSのパートナーとなり、メインフレームのモダナイゼーションに対応した自動リファクタリング・サービス「AWS Blu Age」(*2)の検証作業でも動作確認を終えていますので、"2025年の崖"と言及された「脱ホスト」といったトレンドにおいても、A-AUTO対応OSが稼動するマルチプラットフォームに対応したミドルウェアとして活用していただいています。

関連セミナー

本セミナーでは、特に導入ケースの多い Amazon Web Service(AWS)をメインに、ジョブ管理ツール「A-AUTO」のクラウド移行・構築のポイントや、お客様事例を含むクラウドシフト関連の取り組みをご紹介いたします。

本セミナーでは、Microsoft Azureへのクラウドリフト事例を参考に、ジョブ管理システム「A-AUTO」をクラウド上に構築する際に重要な「可用性」を高める方法に焦点を当て、システム移行と構築のポイントを紹介します。

本セミナーではジョブ管理システムを活用したクラウドサービスとオンプレミスシステムの連携基盤を構築し、サーバーメンテナンスの自動化を実現した事例の紹介と共に、今後のクラウドサービス拡張に向けた自動化基盤構築のポイントを紹介します。

本セミナーではオンプレミスで稼働しているA-AUTOをクラウド(IaaS)へ移行する際に、障害対策の観点でどのような点に注意が必要か?について、事例を交えてご紹介させていただきます。

高可用性を実現するベストプラクティスのご紹介!

新たなシステムを構築する上でクラウド環境の利用を検討することはマストとなっています。
クラウドベースでシステムを構築する場合、考えるべきポイントがいくつかあり、ミッションクリティカルなシステムで利用されることが多い「A-AUTO」では高可用性にフォーカスをしてクラウド環境におけるベストプラクティスをご紹介します。

クラウドでシステムを構築するケースではオンプレミスとは異なり、「Design for Failure (障害発生を前提としてシステムを設計する)」という考え方があります。これはAWS、Azure共に共通の考え方となっており、両社共にこの考え方に基づいた高可用性(HA)を実現するための機能を積極的に提供しています。

しかしながら、これらの機能はあくまでもインフラレイヤーに対する物であり、アプリケーションレイヤーのHAは個別に検討して行く必要があります。
AWSとオンプレミスで「A-AUTO」を利用するハイブリットなシステム構成で「サイオステクノロジー株式会社」のLifeKeeper+DataKeeperを活用した高可用性を実現するベストプラクティスをご紹介します。

クラウド環境におけるシステム構成図

AWS上に構築するA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタはEC2インスタンスの可用性を担保する為に2つの「Availability-Zone(以下、AZ)」でシステムを構成します。オンプレミス環境では共有ディスクを利用したHA構成が一般的でしたが、現在のところ(2020年1月時点)Windowsインスタンスに対しては共有ディスクのサービスが提供されていません。そのため、AZ-aとAZ-bの各インスタンスのEBSを「サイオステクノロジー株式会社」のDataKeeperを利用してリアルタイムに同期を行います。

また、AWSへA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタを構築する場合、オンプレミスのA-REMOTEと接続する為にはDirectConnectまたはインターネットVPNを利用する必要があります。このようなシステム構成ではAWSが提供するフルマネージドのDNSサービス(Route 53)を利用し、障害発生時にはRoute53の設定を変更することで、オンプレミスのA-REMOTEからの接続をActiveなA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタへ転送することができます。

「サイオステクノロジー株式会社」の提供するLifeKeeper/DataKeeperを利用することで、A-AUTOプロセスの監視による障害発生時のフェイルオーバおよびRoute53の設定変更が可能となります。

お問い合わせ

サイオステクノロジー株式会社
〒106-0047
東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
03-6401-5111
問い合わせアドレス:https://mk.sios.jp/BC_Web_Free-entry_Inquiry.html

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