クラウド環境におけるシステム構成
高可用性を実現するベストプラクティスのご紹介!
新たなシステムを構築する上でクラウド環境の利用を検討することはマストとなっています。
クラウドベースでシステムを構築する場合、考えるべきポイントがいくつかあり、ミッションクリティカルなシステムで利用されることが多い「A-AUTO」では高可用性にフォーカスをしてクラウド環境におけるベストプラクティスをご紹介します。
クラウドでシステムを構築するケースではオンプレミスとは異なり、「Design for Failure (障害発生を前提としてシステムを設計する)」という考え方があります。これはAWS、Azure共に共通の考え方となっており、両社共にこの考え方に基づいた高可用性(HA)を実現するための機能を積極的に提供しています。
しかしながら、これらの機能はあくまでもインフラレイヤーに対する物であり、アプリケーションレイヤーのHAは個別に検討して行く必要があります。
AWSとオンプレミスで「A-AUTO」を利用するハイブリットなシステム構成で「サイオステクノロジー株式会社」のLifeKeeper+DataKeeperを活用した高可用性を実現するベストプラクティスをご紹介します。
AWS上に構築するA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタはEC2インスタンスの可用性を担保する為に2つの「Availability-Zone(以下、AZ)」でシステムを構成します。オンプレミス環境では共有ディスクを利用したHA構成が一般的でしたが、現在のところ(2020年1月時点)Windowsインスタンスに対しては共有ディスクのサービスが提供されていません。そのため、AZ-aとAZ-bの各インスタンスのEBSを「サイオステクノロジー株式会社」のDataKeeperを利用してリアルタイムに同期を行います。
また、AWSへA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタを構築する場合、オンプレミスのA-REMOTEと接続する為にはDirectConnectまたはインターネットVPNを利用する必要があります。このようなシステム構成ではAWSが提供するフルマネージドのDNSサービス(Route 53)を利用し、障害発生時にはRoute53の設定を変更することで、オンプレミスのA-REMOTEからの接続をActiveなA-AUTO ServerおよびA-AUTOモニタへ転送することができます。
「サイオステクノロジー株式会社」の提供するLifeKeeper/DataKeeperを利用することで、A-AUTOプロセスの監視による障害発生時のフェイルオーバおよびRoute53の設定変更が可能となります。
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サイオステクノロジー株式会社 〒106-0047 東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル 03-6401-5111 問い合わせアドレス:https://mk.sios.jp/BC_Web_Free-entry_Inquiry.html |
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